Text by 井上大輔(編集部)
8大会連続でワールドカップ出場を決めた日本代表。
20日のバーレーン戦に2-0で勝利して、アジア最終予選を3試合残して本大会行きを決めたが、25日にはサウジアラビアを同じくホームで迎え撃つ。
そのサウジはホームで行われた20日の中国戦に1-0で勝利した後、金曜に来日した。
『Kooora』などによれば、サウジのエルヴェ・ルナール監督は、ラマダンの影響があると明かしたという。
「ナーセル・アルドサリは筋肉の緊張に苦しんでいたが、この時期に同じ問題に苦しんでいる選手が大勢いる。その理由はご存知か?聖なるラマダン月間に水分を十分に摂っていないからだ」
26歳のMFアルドサリは中国戦で後半40分に交代になった。
サウジはイスラム国家であり、イスラム教徒は今月末までラマダン(断食)に入っている。日中に飲食が禁じられる影響が代表選手たちにも出ているようだ。
サウジ代表は全員が就寝2時間前の午前3時にスフールの食事を摂っているそう。国連UNHCR協会によれば、「日の出から日没までは食べ物のみならず水も飲まないので、夜明け前にスフールと呼ばれるボリュームのある食事を摂ります」とのこと。
なお、25日に埼玉スタジアム2002で行われるサウジ戦のキックオフは19時過ぎになる。