ワンオペ余裕?留守番夫[10完]「大丈夫!」をキープした秘策を告白
飲み会に行って仲間に説得されたことを白状した祐二さんは、「本当ごめん!俺何にも分かってなかった・・何もしないで、なんかひかりがやってくれるから良いかって・・」そう言って手を合わせて謝ると、「いやいいよ・・祐二は仕事もあるし、家の事も子どもの事も、私がやらないとーって思うし・・」とひかりさんが言いました。
「それに・・一日外にいるだけでこんなに疲れるんだなぁって・・仕事でずっと外に居る祐二も、帰ったら何もしたくないよね。そりゃそうだ笑。次の日休みでも、ゆっくり寝てたいし、やりたい事やりたいよね」そう言って「疲れた~。お風呂入りたい~」と呟くひかりさんの言葉を聞いて、
「いや・・まぁそうなんだけど・・それにしても、やらなさ過ぎたな~って・・。こんなにも家事や子ども達見てるのが大変だとは・・」と反省する祐二さんに、「・・あれ、でも凄く余裕そうだったし全然大丈夫~って・・」ひかりさんが不思議に思ってたずねると、「あぁあれは、」
「いいか!『無理』とか『やばい』とか言うと、奥さん不安で楽しめなくなるから、できるだけ大丈夫だから~って言うんだぞ!」飲み会で言われた言葉を思い出した祐二さんは、「・・・って言われて・・」と話したのでした。
「実際はかなりやばかった。心折れてた・・。ご飯も掃除も・・園に連れていくのにどれだけかかったか・・。でも、昨日の朝大丈夫か、ひかりから連絡きたから」と言葉を続ける祐二さん。
「そこら辺にあったシャツ着て、子ども達に綺麗めな服かけて・・写真撮った・・」とどんな状況で写真を撮ったのかを聞いたひかりさんは、「えぇっ!!」と思いっきりビックリ!
そして、「あはは!なにそれ」そう言った後で、「祐二、ありがとう・・とりあえず、部屋の片づけからかな・・。話はそれから・・」と言うと、「俺皿洗ってくる!」「じゃあ、私は服を・・」とすぐに役割分担をしました。
ひかりさんは、「どうせ無理だ、どうせ私が・・。誰かがやってくれる、別に大したことない・・。このまま続いていたら、このすれ違いがいつか大きな溝になっていたかもしれない。私たちに足りなかったのは、お互いを知ることと、頼ることだったのかな」そんな風に思える出来事だと、振り返って思いました。
そして後日。
「ゆきー!時間出来たらお茶しに行こう!聞いて欲しい話があるの!」
ひかりさんからのメッセージを見たゆきさんは、「まぁ先は長いから、夫婦でぼちぼちいかないとね!」そう呟きながら、「OK」とメッセージを返信したのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。