出先でトイレが流れなくなってしまった経験はありませんか? 私はそんな状況に陥ると、ただただ流すことにだけ必死になります。今回はそんな『トイレ詰まる事件』に遭遇した私を助けてくれた救世主とのエピソードを紹介します。
焼肉屋へ
ある晩、旦那と2人で焼肉デートに向かいました。
お酒を飲みながら、美味しいお肉を食べ、久しぶりに旦那とのゆったりした時間を堪能。
入店してから1時間ほど経ったとき、たくさん食べ飲みしていたので、トイレに行きたくなりました。
そのお店は小規模で、トイレも男女兼用のものが1つのみ。
私は迷わずトイレへ直行したのですが、このあと悲劇が待っていたのです!
トイレが詰まった!
用を足し、水を流したのですが、水流が少なく水圧も低く、まったく流れません。
時間を置いては流してみる、時間を置いては流してみると、何度か挑戦したのですが、私の意に反してトイレはまったく流れてくれません……。
しかし、流れていないまま個室を出ることもできず、とにかく「お願い! 流れて!」と祈りながら、水洗レバーを引くばかり。
全然流れないトイレと立ち向かいながら「これはまずい、故障しているかもしれない。」と絶望し始めたそのとき、救世主が現れたのです!
様子を見に来た救世主
私がトイレから長時間戻らないことを心配した旦那が、トイレに様子を見に来てくれたのです!
旦那に用を足したあとのトイレが流れないこと、何度も挑戦したが流れないため故障しているかもしれないことを説明。
すると旦那は「そうだよね、店員さんに相談するにも流れてないから恥ずかしかったんだね。俺がトイレを使ったことにするから席に戻ってて。」と一言。
私にトイレから席に戻るよう諭してくれて、その後店員さんに故障のことを伝えてくれました。
結末
トイレの故障対応を店員さんに任せた旦那は席に戻って来て、何ごともなかったかのように「酔いが醒めちゃったね。何を飲む?」とスマートな対応を見せてくれました。
我が夫ながら、あまりにジェントルでスマートな対応に、つい惚れ直してしまう展開に……。
その日は久しぶりに旦那と手をつないで帰路につきました。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。