【漫画】はじめは亡霊がでてきたしまった絵画教室…諦めずに食らいつくことでどんどん上手くなっていく作者の姿に「学ぼうと思えば何歳からでも学べる」と共感の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、『突然絵にハマって30歳から絵画教室に行ってみた話』をピックアップ。
作者のよざ ひかるさんが1月2日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、3.7万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・よざ ひかるさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
絵は才能だけじゃない…大人になってから絵画教室に通うと新たな発見が
コロナ後、リモートになってすごく暇になった作者・よざさん。すると、同じく暇になった美大出身の同僚に「遠隔クロッキー」に誘われた。クロッキーとは、絵の練習方法の1つだ。
それをきっかけに絵にハマり、練習してもっとうまくなりたいと思うようになった。こうして、よざさんは絵画教室に通うようになる。
「絵の才能がないから何したってダメ」そう思っていたよざさんの考え方が変わっていく。
社会人になってから絵画教室に通い始め、趣味を見つけていくよざさんのエッセイ漫画に「人生を楽しんでる感じがして素敵」「新しいことを始めるって素敵」「大人の習い事最高」など絶賛の声が止まらない。「頑張り方に気づけた」「学ぼうと思えば何歳からでも学べる」と学ぶことも多い。「やってみたい」「絵画教室いいな~!調べよっかな」と影響を受ける読者も多く見られた。
“大人の習い事”って素敵…読者に夢を与える作者・よざひかるさんインタビュー
――『突然絵にハマって30歳から絵画教室に行ってみた話』を漫画化しようと思った、創作のきっかけをお教えください。
元々記事でも絵画教室に通ってみたレポートを書いたことがあり、好評をいただいたので漫画形式で発表したら記事を普段読まない方にも伝えられるのではと思い今回書いてみました。
また、絵画教室に通っていた当時に、習い事を6つ並行して行なっていたのでその時期のまとめ本をいま作ろうとしていましてその第一弾になります。
――「分かりみが深い」「めっちゃわかる」と読者から共感の声が届いておりますが、エッセイ漫画を描く際に、意識されていることはございますか。
エッセイ漫画はほとんど経験がなく、16Pも書いたのは今回がはじめてでした!意識どころか、とりあえずかきあげるのに必死だった感じです。
ただ記事のライターとしては何度も記事を書いたことがあるので、記事と同じように流れがわかりづらいところはないか、余分なことは書いていないかは注意して書きました。
――絵画教室に通ってみて、1番嬉しかったことと1番大変だったことを改めてお教えいただけますでしょうか。
漫画ではうまく表現できなかったのですが、先生が本当に変わっている面白い先生で、私が基礎と違うことをすると「へ〜これでいいと思ってるんだ、ふーん笑」と独特の叱り方で消えていく先生で、ほぼ褒めてくれなかったのですが笑
教室に通って1年半〜2年も経つと「基礎できてるよ」「次のレベルだね」とこそっと褒めてくれたのが一番嬉しかったです。先生は絵画にとても熱い方で、生半可なことは許さない!という感じだったので、とても信頼ができました。怖くはなかったです。
――「素敵すぎる」「私も絵画教室に通ってみようかな」「クロッキーやってみようかな」と影響を受けている読者も多いですが、よざ ひかるさんが習い事漫画を通して、読者に届けたい想いをお聞かせいただけますでしょうか。
私は30歳ごろまで「人生は才能だ」と思いこんでしまっていました。が、絵画教室に通ってわかったのは「意外と練習すれば過去の自分よりはうまくなれるので楽しい」ということでした。絵画教室には60、70代もいて、ああ好きなことをはじめるって年齢は関係ないんだなと気づいてとても救われた経験がありました。
読んだ方も、少しやってみたいなと思ったことに対してやってみよう!と思っていただけたなら、本当に書いてよかったです〜!!
――よざ ひかる様の創作についてや、ご自身のことなどで、今後の展望や目標をお教えください。また、まだ習ったことがない習い事でやってみたい事がございましたら、お教えいただけますと幸いです。
ライターが本業なので記事はもちろんですが、絵を描くのが引き続き楽しいのでマンガも上手になれたらいいなと思います。次はベリーダンスをやってみたくて、少し時間ができたら習いたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やフォロワーさんへのメッセージをお願いします。
いつも感謝しかございません。本当にありがとうございます。