Text by 井上大輔(編集部)
浦和レッズも参戦する今夏開催のFIFAクラブワールドカップには世界各国から32チームが参加する。
そうしたなか、FIFAは22日にメキシコのレオンを大会から除外し、代替クラブを今後発表するとの声明を出した。
レオンは同大会に参加するメキシコのパチューカと同じ「Grupo Pachuca」が保有する姉妹クラブ。
そのため、FIFAは大会参加の是非を検討していたが、パチューカとレオンがFIFAクラブW杯が規定するマルチクラブオーナーシップの基準を満たしていないと判断した。
マルチクラブオーナーシップの問題を訴えたのはコスタリカのアラフエレンセというクラブで、同クラブはレオンの代替として今大会に参加する可能性がある。
レオンは21日付でFIFAの決定に反対する声明を発表しており、「Grupo Pachuca」も処分撤回を求めてスポーツ仲裁裁判所に控訴する可能性があるとのこと。
グループDでフラメンゴ、チェルシー、エスペランス・チュニスと対戦する予定だったレオンは、コロンビア代表の10番ハメス・ロドリゲスを獲得していたほか、メキシコ代表最多出場記録(180キャップ)を持つ38歳のアドレス・グアルダードを現役復帰させるなどチームを補強していた。