若い頃はトレンドを追っていたメイクも、50代になるとアップデートされないまま……。中でも「眉」に長年の描きグセがあり、なかなか変えられない人も多いのでは? 若々しさの秘訣は“毛力”。ナチュラル上品な眉毛の描き方を、今すぐチェックしましょう!
眉毛が古くさいと、それだけで老けて見える!
顔の印象を大きく左右する重要なパーツとなる眉ですが、見慣れた形を変えるのに勇気がいるものです。キリリとしたアーチ眉やシャープな細眉がお好みという人も、思い切って眉の形を変えてみませんか? 目元がたるむなど、なんとなく顔が間延びしてくるアラフィフ世代は、やや太めのボリューム感で“毛力”を感じさせる眉毛を目指してみましょう。
本記事では、若々しくトレンド感のある雰囲気に見せるナチュラル太眉の描き方を、手順に沿って解説します。
大人ナチュラル太眉の描き方・手順
【工程1】描き始めの位置は、眉頭から指1本内側
アイブロウペンシルのカラーは、自眉に近い色、髪の色に近い色を選ぶと自然な仕上がりになり、失敗しません。
年齢とともに開いてくる「目と眉毛の間隔」を狭めることが、アラフィフの眉メイクでは重要になってきます。眉の形を整える場合、まずは眉の描き始め位置を決めましょう。
眉頭から指一本分内側、黒目の内側の位置が目安。眉頭に濃く描かないことで、眉間がふんわり広がり、優しい表情に見えます。描き始める前に、パウダーブラシなどで眉に乗っている油分を取っておくと、しっかりと色をのせることができます。
【工程2】眉の下側をまっすぐに描く
工程1で決めた描きはじめ位置の眉幅が全体の太さの目安。眉頭は自然の状態になっている人が多いので、それを生かせば自然な仕上がりになります。
まずは眉下からスタート。白目の終わりまで、なるべく水平気味にまっすぐのラインになるように描きます。アイブロウペンシルは、ペン先が極細なものがおすすめ。繊細な毛流れが描きやすく、描いた眉をぼかしやすいので、自然な仕上がりも簡単です。
【工程3】少しずつ眉上のラインを埋めていく
工程1のスタートラインの上側から、眉山まで、下のラインと並行になるように描き足していきます。眉上のラインを描くのは難しいので、少しずつ毛の間を埋めていくようなイメージで。
眉山に向かって太くなっている眉の場合は細めに、逆に細くなっていく場合は太さを足すように描きましょう。もともと眉が太くて濃い場合は、アイブロウマスカラで色を薄くぼかすのがおすすめ。
眉がアーチ型で角度がつきすぎている人は、足りない上下の部分に描き足してストレート眉に近づくように修正しましょう。
【工程4】眉尻の終点位置をチェック
眉の終点となる眉尻は、「口角」と「目尻の5mm外側」の位置を結んだ延長上にあるのが理想的。眉尻が長すぎると目元がよりたるんだ印象に見えてしまうので注意が必要です。
【工程5】生え際と平行に眉尻
眉尻の角度は、こめかみの生え際の角度と同じになるよう、なだらかなラインが理想の形。眉山から急カーブで角度をつけてしまうと、顔の輪郭に馴染まないので不自然な仕上がりになってしまいます。
先に眉尻の終点を描いてから眉山と下の間を埋めていくと、失敗なく描くことができます。全体の形が決まったら、アイブロウペンシルなどで塗りつぶしていきます。眉頭と同様、眉尻も濃く描きすぎないようにしましょう。
このとき眉頭から指一本分の部分は描かないように注意して。
【工程6】眉全体をぼかす
アイブロウペンシルで眉全体を埋めたら、スクリューブラシでぼかします。黒目の上から眉頭へ向かう方向で、ぼかし広げていくのがコツです。ブラシでぼかし終えた時点で、はみ出しているムダ毛バサミでカットしておくと、より美しい仕上がりに。
アラフィフ世代が意識したいのは、ふさふさしていたり、勢いやボリューム感がある毛並みのある眉です。やや太さがありながらも、濃すぎない、骨格に自然になじむ眉を目指しましょう。
【工程7】ノーズシャドウで立体感をプラス
眉を描き終えた後に、ノーズシャドウをいれます。ぼんやりしがちな目元に立体感が増し、顔が引き締まってみえます。
まず、眉を描き始めた位置から鼻筋に向かって薄めにラインを引きます。そのラインがなくなるまでぼかしましょう。
使うのはアイブロウパレットの付属ブラシでOK。ただし、固いものではなく、ふわふわした筆がおすすめです。
【完成】若見せを叶える大人ナチュラル太眉
老け見えや古臭く見える眉メイクの悩みを解決し、上品なナチュラル太眉を実現。明るく若々しい目元の完成です。
大人ナチュラル眉におすすめのアイブロウ
アイブロウペンシルやパウダーの色は、自眉に近い色、髪の色に近い色を選ぶと自然な仕上がりになり、失敗しません。
右: POLA ミュゼル ノクターナル アイブロー パウダー 3300円(税込)
左: エレガンス アイブロウ スリム BR21 4180円(税込)
ヘアメイク=広瀬あつこ、モデル=青木沙織里、撮影=中西裕人、取材・文=古田綾子、構成=鳥居史(ハルメクWEB編集部)
※この記事は2019年8月の記事を再編集して掲載しています。
※掲載の商品情報は2025年3月現在のものです。