体のラインがすっきり引き締まると見た目年齢も若返り、自信が湧いてくるもの。でも、短期間で劇的に体重を落とすような過激なダイエットでは、健康を損なうだけでなく、リバウンドの危険も…。そこで、今回は無理なく続けられて、若さと美しさを引き出す「ヘルシーダイエット」のコツを紹介します。
食生活を通して体内バランスを整える
むくみや体重増加の原因のひとつは、体内の水分・塩分バランスの乱れ。これを整えるには、適切な水分摂取と栄養バランスの良い食事が基本です。
カリウムを含む食材（きゅうり、小豆、かぼちゃ、バナナなど）は、体内の余分なナトリウム（塩分）の排出をサポート。これらをバランス良く取り入れることで、むくみ解消に役立ちます。また食物繊維も腸内環境を整え、代謝アップや老廃物の排出をサポートする重要な栄養素です。
そして、食事のタイミングも大切なポイント。夕食は就寝の２〜３時間前までに済ませると、体が休息モードに入る前に消化を終えられるため、脂肪蓄積を抑制できます。どうしても夜お腹が空いたときは、タンパク質を少量含む無糖ヨーグルトや、無糖のハーブティーなどがおすすめです。
継続できる習慣づくりで着実な変化を
健康的なダイエットの目安は「週に0.5〜１kgの減量」。これは１日あたり約500〜1000kcalの消費超過を意味し、急激な制限なしに着実に脂肪を減らせる理想的なペースです。
運動面では「続けられる」ことが最優先。有酸素運動と筋トレをバランスよく取り入れると効果的です。有酸素運動（ウォーキング、水泳、ダンスなど）は脂肪燃焼に、筋トレは基礎代謝を上げるために重要。特に楽しく取り組める活動を見つけることがダイエット成功の鍵です。
また、「ながら運動」のような日常動作の工夫も効果的。通勤時に１駅分歩く、階段を使う、家事を丁寧に行うなどで、無理なくカロリー消費を増やせます。さらに、記録をつけることで自己管理意識を上げることも大事。食事内容、運動量、体重変化などを記録すると良くも悪くも現状が可視化されるので、モチベーション維持にもつなげやすいでしょう。
ヘルシーな形でゆっくりと身体の変化を促すダイエットは、見た目の若返りだけでなく、実際の健康指標も改善します。無理せず楽しみながら、いつまでも若々しく輝く自分を手に入れてくださいね。 ＜監修：かめやまあけみ（食生活アドバイザー）＞