山本美月が主演し、栗山千明が共演する4月26日配信のHuluオリジナル『おとなになっても』に、濱正悟が綾乃(山本)の夫・渉役、麻生祐未が渉の母親・依子役で出演することが決定。あわせて、胸騒ぎが止まらないPR映像第2弾も解禁された。
【動画】Huluオリジナル『おとなになっても』PR映像第2弾
本作は、漫画雑誌「Kiss」(講談社)にて連載されていた志村貴子の同名漫画を実写化したヒューマンドラマ。小学校の先生をしている既婚者の綾乃(山本)が、行きつけのダイニングバーで働く朱里(栗山)と出会ったことから始まる、ビターなおとなの女性同士の恋愛を描き出す。
綾乃の夫・渉を演じるのは濱正悟。『恋せぬふたり』カズくん役や、連続テレビ小説『舞いあがれ!』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』など安定した演技力で話題作に出演する俳優だ。本作では、一生の愛を誓って結婚した綾乃に「女性が気になっている」と不意に告白され、結婚生活への複雑な気持ちを抱える渉に寄り添いながら真っ直ぐに演じる。
濱は「30代に入ったからこそ、そして様々な作品で役を経たからこそ、渉としてこの作品に出会えたのかなと、非常に感慨深く、願ったり叶ったりの気持ち」と出演の喜びを噛み締めた。
渉の母・依子役を演じる麻生祐未は、本作の監督を務める兼重淳と映画『キセキ-あの日のソビト』『泣くな赤鬼』以来、3度目のタッグ。近年では、『トリリオンゲーム』や『夫の家庭を壊すまで』での演技も話題となった。
家族思いの依子は、どこか図々しくもあり、渉の離婚を回避するために本人たちよりも躍起になる人物。麻生は説得力のある演技で、やや強引なところのある依子をとても魅力的に演じる。
麻生は「毎日を悩みながら生きていく様に共感するはずです。私が演じるお母さんにも、激しく納得してしまいました」と、フィクションながらもリアルなキャラクターに感情移入しながら撮影できたと語った。
あわせて解禁されたPR映像は、朱里が綾乃の家族の渉や依子の揃った食事会に参加している場面からスタート。「好きな人、その夫、義理の母…私ちゃんと笑えてる?」と引きつった表情でセルフツッコミを入れる朱里のナレーションに早速胸騒ぎが止まらない。
そして、綾乃から「好きな人ができて…女の人なの」と不意に打ち明けられた渉は、「笑えねーよ」と一言。予想外の告白に、なかなか事態を飲み込めない。依子は「あんたは何も悪くないんだから! むしろ被害者なんだから!」と渉に詰め寄るシーンなど、非常に気になるシーンが収録されている。
渉や依子が葛藤していく中で、恋する気持ちに蓋をすることができずに距離を縮めていく綾乃と朱里。朱里を後ろから力強く抱きしめる綾乃。綾乃の手の甲にキスをする朱里。この恋は不毛だと思う気持ちとは裏腹に「私はやっぱり、綾乃ちゃんが好きみたい」とつぶやく朱里の切ない想いが響く。
また、長男の嫁が同性を好きになったことを受け入れられない依子から「あなたたちのはおままごとみたいなものでしょ」と厳しく言われるも、「夫婦関係は破綻していたと気づいた」と語る綾乃。他に好きな人ができてしまったと知りながらも離婚したくない渉と、家族を守りたい依子の三者三様の気持ちが複雑に絡まる。綾乃と朱里の関係は今後どうなっていくのか。大久保家は果たして…。
Huluオリジナル『おとなになっても』が、Huluにて4月26日より独占配信(全12話)
※濱正悟、麻生祐未のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■濱正悟
――『おとなになっても』への出演が決まった時の感想。
家族や仕事と、人生経験が積みあがりつつも、静かに複雑に心が揺れ動き続ける渉のような役を演じられる機会は少なく、実際に30代に入ったからこそ、そして様々な作品で役を経たからこそ、渉としてこの作品に出会えたのかなと、非常に感慨深く、願ったり叶ったりの気持ちでした。
また、心情や言動は勿論のこと、原作を読んだ時に、言葉では表現し難い独特な、それでいてなんだか可愛らしくもみえる、渉の渉らしさみたいなものを感じました。それを体現するのは、個人的には一筋縄ではいかない挑戦になるだろうなと感じました。
――ドラマの注目ポイント&視聴者へメッセージ。
仕上がった作品をみたときに、ドラマをみているというよりも、一人一人、それぞれの人生の瞬間をみているような感覚がありました。登場人物は皆んな、常に誰かとのことで悩んだり、自分と向き合ったり、喜怒哀楽からはみ出た繊細で大胆な感情に揺れ動いていて、しっかり生きていて、時に愛おしく、みて下さる皆様も心を揺り動かされると思います。
おとなになったからこそ、言えなくなってしまったこと、答えを出せずにいることもあるのかもしれません。それでも続いていくそれぞれの人生を見届けて頂けたら嬉しいです。
■麻生祐未
――『おとなになっても』への出演が決まった時の感想。
映画『キセキ-あの日のソビト』、『泣くな赤鬼』以来、兼重監督とまた楽しい撮影が出来るのかと思うととても楽しみでした。原作『おとなになっても』も素晴らしく、面白くて一気に読んでしまいました。この作品が映像化されるなんて嬉しい!
――ドラマの注目ポイント&視聴者へメッセージ。
ラブストーリーはもちろん素敵。そして登場人物達が皆とても魅力的で、毎日を悩みながら生きていく様に共感するはずです。私が演じるお母さんにも、激しく納得してしまいました。自由に、楽に生きるってなかなか出来ないもんだよね。
大人になっても、色々あるよね。お楽しみに。
Huluオリジナル『おとなになっても』PR映像第2弾