「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は21日、プレーオフ開催を前に都内で前日記者会見を行い、セミファナイル、ファイナルを戦う男子3チームの主力選手が登壇した。
■岡山は昨年琉球を下してファイナルに進出
首位通過の琉球アスティーダからは張本智和が出席。シングルスでは18勝2敗を記録し第3マッチ、ビクトリーマッチでそれぞれベストオーダー賞を受賞したエースは今季の琉球について、「篠塚(大登)選手や趙勝敏(チョ・スンミン)選手が加わって、より層が厚くなった」と触れつつ、「僕たち(国際大会に出場する)海外組がいない時は国内の選手が頑張って、僕たちがいるときはほとんど勝つことがきたので、チーム全員が頑張れたと思います」とチーム全員で掴んだレギュラーシーズン1位だと語る。
また、最終戦まで琉球と首位争いを繰り広げたT.T彩たまの木造勇人は、「優勝まであと一歩というところだったので、悔しい気持ちをこのプレーオフで晴らせるように頑張りたい」とセミファイナルで勝利してのプレーオフ制覇を見据えており、自身はビクトリーマッチでのベストオーダー賞を受賞したが、「ビクトリーマッチは1ゲームで分からない状況ではあると思うので、なるべく回さずに勝てるように頑張りたい」と先に点数を取りたいと意気込む。
吉山遼一が所属する岡山リベッツは昨シーズンのプレーオフで琉球を下してファイナル進出。大応援団が会場を盛り上げた。吉山は、「レギュラーシーズンから毎回応援団が来てくれるので、今回も来てくれると思います」とサポーターの存在に触れつつ、「プレッシャーはあるんですけど、チーム一丸となって頑張りたいです」と3位からの下剋上を見据えた。
今年の男子は23日のファイナルでセミファイナルの勝者と戦う琉球が勝利すれば、2年ぶり3度目のプレーオフ制覇を果たすことになる。
エースとしての活躍が期待される張本智だが、「戦力的に自信を持っていますけど、1試合では何が起こるか分からない」と一発勝負を警戒しつつ、「僕は去年、一昨年と5ゲームマッチはすべて0-3で負けていて、まだプレーオフの5ゲームマッチでは勝てていないので、ここから頑張りたいと思います」とここ数年のプレーオフでの雪辱を晴らすと誓った。