息子は幼稚園に通う前まで、遊び場として支援センターを頻繁に利用していました。息子が2歳のとき、おもちゃで遊んでいると、息子と同じくらいの年齢のある男の子が息子の遊んでいるおもちゃをいつも取ってしまいます。その男の子のママさんの態度にあ然としてしまいました……。
何度も取られるおもちゃに逃げる息子
ある日、息子が車のおもちゃで遊んでいると、ある男の子に取られてしまいました。ほかのおもちゃで遊ぼうかと息子に言い、ほかのおもちゃで遊んでいると、また取られる。息子も男の子におもちゃを取られるのが嫌で逃げていました。
「順番だよ」と私から男の子にやさしく伝えましたが、まだ2歳の息子と同じくらいの年の子どもには伝わりません。「そう言えば、男の子のパパやママがいない」と思い、あたりを見渡すと、男の子のママらしき人物がスマートフォンを触っていました。
驚愕した保護者の態度
息子が逃げても逃げても追いかけてきて、おもちゃを奪っていく男の子。息子は大泣きしてしまい、「ごめんね。おうちに帰ろう」と息子に言いました。それでも男の子のママはこちらを見ようともしません。
さすがに腹が立ったので、男の子に「ママを呼んできてくれるかな?」と言うと、男の子はママのところに行きましたが、一部始終を見ていなかったので、「なに?」という顔をしている男の子のママ。
私は呆れて言葉も出てこず、その場をあとにしました。帰りに窓から中の様子を覗きましたが、男の子のママはまたスマートフォンを触っていました。
まだ2歳。順番を守れないことやおもちゃをとってしまうことはよくあることですが、親が必ず見ていなければいけない年齢だと思います。私にとって、子どもより大事なものはありません。
スマートフォンは子どもが寝てからいくらでも見られると思います。子どもが安全に遊べるように、子どもがほかの子に嫌な思いをさせないように、自分の子は自分で責任を持って見るべきだと再確認した出来事でした。
著者:宮﨑るか/女性・主婦。2020年生まれの男の子ママ。やんちゃであざとい息子とにぎやかな毎日を過ごしている。育児の合間に、インテリアや育児グッズの記事をメインに執筆中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ベビーカレンダー編集部