大東建託は、2019~2024年にかけて、四国地方に住む20歳以上の2万3155人を対象に居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2024<四国版>」「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2024<四国版>」として発表しました。
本記事では、2万3045人(2020年~2024年の回答を累積)に聞いた「住み続けたい街(自治体)」のランキングを紹介します。
2位:香川県綾歌郡綾川町
2位は香川県綾歌郡の「綾川町」でした。綾川町は、香川県のほぼ中央に位置し、南部には讃岐山脈が広がる自然豊かなエリアです。町内には歴史ある滝宮天満宮があり、菅原道真公にゆかりのある地としても知られています。
綾川町は、2006年に綾上町と綾南町が合併して誕生しました。町内には大型商業施設があり、日常の買い物に便利な環境が整っています。さらに、綾川町では子育て支援にも力を入れており、小学校から中学卒業までの子どもを対象とした医療費助成制度や、定住促進のための補助金制度が整備されています。
1位:香川県木田郡三木町
1位は香川県木田郡の「三木町」でした。2024年の3位から順位を上げ、トップに輝きました。三木町は、香川県の東部に位置し、高松市に隣接する町です。県都高松へのアクセスが良好なことから、ベッドタウンとしても人気を集めています。町内にはことでん(高松琴平電気鉄道)の駅があり、公共交通機関の利便性が高い点も魅力の1つです。
また、三木町は医療機関が充実しており、香川大学医学部附属病院をはじめとする医療施設が多数存在します。子育て世代にも安心の環境が整っており、幼稚園から大学まで町内で教育を受けられる点も特徴です。また、町の伝統文化である「獅子舞」の祭りが開催されるほか、希少糖の研究などにも力を入れています。
文:田中 寛大