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産後退院して家に戻ると部屋が荒れ放題「嘘でしょ…」しかしイクメン気取りの夫。私が病に倒れた結果

  • 2025.3.21

育児休暇を取得する男性が少しずつ増えてきている昨今ですが、本当に育児ができている男性は想像以上に少ないように感じています。実は、私の夫も育休取得当時はダメダメなパパでした。そんな夫がイクメンに進化していった軌跡をご紹介します。

育休を取得してくれた夫

私の夫は、私が妊娠する前から「絶対に育児休暇をとる!」と息巻いていました。実際、田舎の地方公務員だった夫は、産後1カ月に有給休暇をとり、その後、半年間は育児休暇を取得してくれました。

妊娠期間中は頼りになる夫だと思っていて、周囲からは「育児休暇を取ってくれるなんてすごいね。いい旦那さんだね」とうらやましがられて鼻高々でした。しかし、赤ちゃんが生まれた直後、夫の知られざる本性があらわになったのです……。

1から10まで言わないと動かない夫

退院後、赤ちゃんと一緒にわが家に帰って、まず驚いたのは部屋の汚さでした。部屋の片づけをお願いしたのですが、夫は何もしていませんでした。これには私も大激怒。すぐに物を片づけるように夫の尻を叩きました。

ところが、「何をどこにどう置くのか、一つひとつ教えてくれないとわからない」と夫はブツブツ文句を言います。こまごま指示しないと動かないのなら……と、産褥期という言葉も忘れ、私がひとりで部屋を片づけたのでした。

夫より先に仕事に復帰、しかし

予想外の出費がかさんで貧窮したわが家では、私が産後1カ月半で仕事復帰することになりました。

そのころには、夫ひとりで赤ちゃんのお世話ができるようになっていました。しかし、私が仕事から帰ってくると、夫は私に赤ちゃんを押しつけてぐうたら。しかし、夫は「育児休暇をとったイクメンパパ」と言われ、鼻高々になっていました。

夫が目覚めたキッカケ

「その辺の父親よりは育児もできて、家事もしている」と言って開き直っていた夫でしたが、ある出来事がキッカケで心を入れ替えてくれました。

それは、私が慣れない育児と仕事でうつ病になったことです。お昼を過ぎると熱が出る日が続き、ついには耳も聞こえなくなって食べものの味もわからなくなってしまいました。このことによって病院の先生や看護師さんの指導を受けた夫は、育児はもちろん、家事も真面目にこなしてくれるようになったのです。

ママは意外にも弱くて頼りない存在だということを、もっと早く夫にわかってもらえたら……と、今でもたまに振り返ります。ママは育児に一生懸命になりがちですが、夫をイクメンにするためには「もう限界」と、投げてしまうことも必要だと思いました。

著者:鏡環/20代女性・主婦。2歳の息子の母。現在第2子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。

作画:Michika

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー編集部

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