東京都の「深川めし」、山梨県の「ほうとう」、沖縄県の「ゴーヤーチャンプルー」など、各地の産物を使った郷土料理は、その地域の代表食として全国の人に愛されています。
All About ニュース編集部は3月13〜14日の期間で、全国20〜70代の男女250人を対象に「都道府県のイメージ」についてのアンケート調査を実施しました。今回はその中から、「郷土料理」が魅力的だと思う都道府県ランキングを発表します。
2位:北海道(37票)
2位は、北海道。鮭で有名な石狩川がある石狩地方で生まれた「石狩鍋」、イカに米を詰めて炊き上げた「いかめし」、鶏肉をしょうゆベースの甘辛いタレに漬けてから揚げる鶏の唐揚げ「ザンギ」、専用の鍋で羊肉を焼く「ジンギスカン」、養豚業が盛んだった十勝地方発祥の「豚丼(ぶたどん)」、サケやニシンなどの魚を昆布で巻いた「昆布巻き」など、広大な大地や海の恵みから生まれた北海道の郷土料理は、全国各地で人気を得ています。
回答者からは、「ジンギスカンやちゃんちゃんやき石狩鍋などがおいしいからです」(40代女性/その他)、「カニをはじめとする海鮮料理は、他県ではマネできない構成。新鮮で大変おいしい」(60代男性/愛知県)、「身欠きニシンと筍と蕗と若布を炊いた田舎炊きなど、ご飯に合う美味しいおかずが結構あると思います」(50代女性/埼玉県)、「ふらっと海岸線に並ぶ海鮮系のお店が最高でした。また、素材を活かす北海道の料理はとても魅力です」(40代女性/兵庫県)などの声がありました。
1位:秋田県(56票)
1位は、秋田県。つぶしたご飯を串に巻きつけて焼いた「たんぽ」と鶏肉、ごぼう、長ネギ、セリなどが入った「きりたんぽ鍋」、くんせい干しのたくあん漬け「いぶりがっこ」などのほか、滑らかな食感が人気の「稲庭うどん」、深海魚のハタハタを使用した「ハタハタ寿司」「しょっつる鍋」、もち米を笹の葉で巻いて蒸した「笹巻き」など、古くから伝わる郷土料理が有名です。
回答者からは、「きりたんぽが美味しい!他にはない美味しさ!」(30代女性/東京都)、「学生の時に秋田で食べたきりたんぽが美味しすぎた。そのお店で方言の紙芝居を読んでもらったが、全然わからなくて面白かった思い出」(20代男性/大阪府)、「しょっつる鍋、はたはた、いぶりがっこ、きりたんぽなどグルメ番組で見ては憧れる郷土色満載の料理。囲炉裏があるような穏やかな暖かい部屋のイメージもあり、これぞ郷土料理と感じる」(50代女性/埼玉県)、「幼馴染のお母さんがたまにくれた、甘い梅干しやかりんとう、じゅんさいなど美味しいものがたくさんある印象が強いです」(40代女性/神奈川県)などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は6年。
文:福島 ゆき