Text by 編集部補佐
スペイン紙『Marca』など複数メディアは20日、北京国安に所属する18歳の中国人DFグオ・ジャシュアンが死亡したと報じた。
同選手は2月にスペインで実施されていたRCアルコベンダスとの試合中に、頭に膝蹴りを受け脳死状態となっていた。
グオはU-17中国代表に招集歴があるほか、2023年にはドイツ1部バイエルンの練習に参加するなど、中国国内でも将来有望な若手選手として知られていた。
試合を主催した北京サッカー協会によると、事故発生後両チームの医療スタッフはすぐさま彼を治療、その後ヘリコプターで病院に搬送され、4時間近い処置を受けたものの、頭蓋内出血による脳死であると診断された。
事故発生から1週間後、家族の希望によりグオの身体は中国に輸送。中国の北京天壇病院で治療が続けられていたものの、19日に容態が悪化し死亡が確認された。
これを受け、バイエルンはクラブ公式HPを更新、「クラブは彼の家族と友人に心からお悔やみを申し上げます」と追悼文を掲載した。
死亡後、グオの親族は北京サッカー協会と北京国安に法的通知を送ったと明かしているが、手紙の内容についての詳細は明らかになっていない。