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『白雪姫』に『ラプンツェル』『美女と野獣』も!ファンが選んだ好きなディズニープリンセス音楽をご紹介

  • 2025.3.20

ディズニー初の長編映画にして世界初のカラー長編アニメーションがミュージカル版として実写化された『白雪姫』がついに公開。原点となる1937年の『白雪姫』は、当時のウォルト・ディズニーが社運を懸けて制作した記念碑的作品であり、同作の成功をきっかけにシンデレラやオーロラ姫、アリエルといったディズニープリンセスが生みだされた。そして常にそこには、プリンセスたちを象徴し、それぞれの心情や境遇を歌った名曲の存在があった。

【写真を見る】世界で最も長く愛され続けるディズニー・プリンセス、白雪姫が新たに歌いだす「夢に見る ~Waiting On A Wish~」にも大きな反響が!

MOVIE WALKER PRESSでは、映画ファンに向けた「好きなディズニープリンセスの音楽は?」というアンケートを実施。寄せられた回答を紹介しながら、特に支持の多かった楽曲のトップ5を発表し、改めてその魅力にも迫っていきたい。

子どものころに魅了され、大人になっても新しい気づきを与えてくれるディズニープリンセス

ディズニープリンセスといえば、夢や希望を胸に、時に直面する困難に葛藤し、立ち向かう姿が大勢の共感を獲得してきた。時代に合わせて、性格や生き方も様々に変化している。彼女たちが歌う楽曲もすばらしいものばかりで、子どものころに魅了されただけでなく、成長して観返してみることで、歌詞に込められた意味もより深く理解でき、新たな気づきを与えてくれる。

「ディズニープリンセスの楽曲には、いつも元気や喜び、楽しさ、励まし、勇気をもらっています」(30代・女性)

「白雪姫やシンデレラ、ベルといったクラシックプリンセスたちは、幼少期の思い出そのものです。誰もが“推し”を持っていて、歌ったり、セリフを言ったりしてなりきっていました」(30代・女性)

「ディズニープリンセスの楽曲には心に響くメッセージが込められていて、夢や希望を感じさせてくれます!まるで私たちの心の声を代弁してくれるかのよう」(30代・女性)

「ディズニープリンセスの楽曲は努力を続ける姿勢だけでなく、家族の絆も与えてくれた大切な存在です!」(10代・女性)

レイチェル・ゼグラー演じる白雪姫(『白雪姫』) [c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

空飛ぶ絨毯に乗って大空を駆けるアラジンとジャスミンにワクワクする「ホール・ニュー・ワールド」

ファンが選んだディズニープリンセスの楽曲の第1位に輝いたのは、『アラジン』(92)の「ホール・ニュー・ワールド」。「アラビアン・ナイト」をベースに、魔法のランプを手に入れた若者アラジンの冒険ストーリーが描かれ、2019年にはガイ・リッチー監督によって実写化もされている。作品を代表するこの楽曲は、ランプの魔人ジーニーに願って外国の王子の姿になったアラジンが、王族であることから自由を制限されているジャスミンを「僕を信じろ」と外へ連れだすシーンで流れ始める。

「『アラジン』がまず大好き。『ホール・ニュー・ワールド』はストーリーに本当にぴったりの世界が目の前に広がっていくような楽曲です」(50代・女性)

「空を飛んでいるイメージが感じられるから」(60代・女性)

「曲と映像が合っていて、聴いただけで映画のワンシーンを思い出せる」(40代・男性)

「中学生のころから大好きです!CDだけでなく、オルゴールも買ったりしました!」(40代・女性)

「冒険に向けて、一歩踏みだすワクワク感が反映されている。アラン・メンケンの美しいメロディ、ティム・ライスによるウィットに富んだ歌詞にも心を掴まれます」(20代・女性)

空飛ぶ絨毯に乗ったアラジンとジャスミンが、大空を飛び回るダイナミックな映像が特に心に残っている模様。2人が互いに語りかけるようなデュエットソングで、共にどこまでも広がる世界にワクワクし、“なにものにも縛られない”と、自由についても歌われている。

大空を自由に飛び回る!(『アラジン』) [c] 2025 Disney

人間の世界に憧れるアリエルの喜びとせつなさが伝わってくる「パート・オブ・ユア・ワールド」

第2位には『リトル・マーメイド』で主人公アリエルが歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」がランクイン。海底の王国アトランティカを治めるトリトン王の娘であるアリエルは、人魚でありながら地上の世界、そして人間と仲良くなりたいと願う活発な少女だ。隠れ家に食器や宝飾品など様々な人間の道具をコレクションしているが、同時に、地上を歩くことが叶わぬ望みであることを憂いてもいる。同曲はそんなアリエルの憧れとせつなさが、ない交ぜになった気持ちが表現されている。

「アリエルが地上への憧れをキラキラと歌うこの曲には、新生活が始まる時期にいつも聴いて励まされてきました」(40代・女性)

「アリエルの願いをせつなく歌っていて、リアルな心情を表現しているなと感じます」(10代・男性)

「イントロが流れただけでも元気が出て、大人になったいまでも夢と希望を思い出させてくれる」(20代・女性)

「アリエルのきらめく歌声が好きです。時が経っても色褪せない!」(30代・女性)

「アリエルの心情と相まって心をグッと掴まれる」(40代・女性)

「たくさんのアーティストにカバーされている名曲です!」(50代・女性)

上記コメントの通り、日本でも今井美樹やmiwa、アイナ・ジ・エンドら数々のアーティストによってカバーされてきた。また、意外にもアリエルが劇中で歌うのはこの「パート・オブ・ユア・ワールド」のみなのだが、リプライズされることで印象が変わるのも魅力の一つ。漂流した王子を助け、彼に想いを寄せるアリエルの歌声からは、より強い意志の力を感じさせる。

人間の世界へ憧れるアリエル(『リトル・マーメイド』) [c] 2025 Disney

心を通わせていくベルと野獣が大きな感動を呼ぶ「美女と野獣」

ベルと野獣がしだいに心を通わせていく(『美女と野獣』) [c] 2025 Disney

第3位は『美女と野獣』(91)より「美女と野獣」。本と空想が好きなベルは、森の奥深くにある城に幽閉されてしまった父親を救うため、自ら身代わりになる勇気ある女性だ。城主は魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられており、孤独で他者を寄せ付けようとしない。そんな彼の傷ついた心をベルの優しさが溶かしていく。同曲が流れる2人だけの舞踏会のシーンは、本作だけでなく、ディズニー屈指の名シーンとしても愛されている。エマ・ワトソン主演で2017年に実写化もされ大ヒットした。

「エマ・ワトソン演じるベルが野獣とダンスするすてきな光景が浮かび上がってきます」(40代・女性)

「いつ聴いても、イントロが流れるだけで心がときめく大好きな曲です」(30代・女性)

「豪華だけど心安らぐ音色、音楽が美しく、聴いていて心地よい」(30代・女性)

「誰もが知る傑作。セリーヌ・ディオンが好きでアルバムも買ってよく聴いていました」(50代・女性)

第64回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した同曲。劇中ではポット夫人役のアンジェラ・ランズベリーが歌っているが、エンドロールではセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンがデュエットしている。そして、実写版ではアリアナ・グランデ&ジョン・レジェンドによって歌い継がれた。

想いを確かめ合うラプンツェルとフリンをランタンの光が照らす「輝く未来」

第4位は『塔の上のラプンツェル』(10)の「輝く未来」。どんなケガや病気も癒してしまう魔法の長い金髪を持つラプンツェルは、育ての親から外の世界が恐ろしい場所だと教えられ、塔に幽閉されて生きてきた。しかし、塔に忍び込んだ大泥棒のフリンに出会ったことから、ついに外へと飛びだすことに。

「メロディもランタンが昇る様子も美しくて大好きです!2人のハーモニーが最高です!」(20代・女性)

「塔の中しか知らなかったラプンツェルが外に出て、どんどん強い女性になっていく姿に自分を重ねてしまいます」(30代・女性)

「『あなたと出会った瞬間に世界の見え方が変わった』という歌詞と同じことが本当にありました」(10代・女性)

「ラプンツェルの自分で道を切り開いていくプリンセス像がかわいくてお気に入りです。『輝く未来』の2人のかけ合いに感動してしまいます」(20代・女性)

「ディズニーカップルのデュエットのなかでも特に大好きな1曲。あの美しくてロマンティックなランタンの情景とセットで思い浮かびます」(30代・女性)

「どんなつらいことがあっても諦めない気持ちと、知らない世界へ踏みだす勇気をくれる楽曲です!」(20代・女性)

初めて目の当たりにする外の世界に心躍るラプンツェル。王国が祭りの明かりできらめくなか、ラプンツェルとフリンがボートに乗って湖を漂うシーンでこの曲が流れ、夜空を無数のランタンが照らす幻想的な映像も美しい。フリンへの想いにも気づくロマンティックかつ重要な楽曲になっている。

どんなケガや病気も癒してしまう魔法の長い金髪を持つラプンツェル(『塔の上のラプンツェル』) [c] 2025 Disney

大海原へと漕ぎだすモアナの信念に勇気づけられる「どこまでも ~How Far I'll Go~」

第5位は昨年12月に公開された続編も大ヒットの『モアナと伝説の海』(16)の「どこまでも ~How Far I'll Go~」。サンゴ礁に囲まれたモトゥヌイ島の村長の娘モアナは、幼いころから海への強い関心があったが、父親から跡継ぎとして期待され、掟によってサンゴ礁から外へ出ることも禁じられている。しかし、島に異変が訪れたことから、村人たちを救うため、モアナは大海原へと乗りだす決意をする。

「開放感がすごく、悲しんでいたり、悩んでいたりして自分を肯定的に捉えることができない時に、大丈夫だよと背中を押してくれる」(10代・女性)

「航海に向けて、自身の道を歩む信念が感じられる」(60代・男性)

「私はその場所に行きたい、前からそこに行きたかった。でも迷っていた。それでも、私は一歩を踏みだすんだ!!という想いに感動する」(30代・女性)

「音楽を聴くだけでなく、歌ってみることでも自然と元気が湧いてくる」(10代・女性)

部族のリーダーという異色のディズニープリンセスであるモアナ。その魅力は、大きな世界への憧れと共に、島の平和を守りたいという強い使命感も持っているところ。この楽曲を高らかに歌い上げながら、ボートに乗って海を進むモアナの勇姿はとにかくかっこいい!

海への強い憧れと、未来の村長としての使命感を持つモアナ(『モアナと伝説の海』) [c] 2025 Disney

いつも前向きな白雪姫に励まされる「いつか王子様が」

そして「どこまでも ~How Far I'll Go~」と同率5位にランクインしたのが、『白雪姫』(37)の「いつか王子様が」。あるお城に暮らしていた白雪姫は、その美しさに嫉妬した継母の女王によって命をねらわれる。命からがら森の小屋へ逃げ延びた白雪姫。そこに暮らす七人の小人の前で歌うのがこの楽曲だ。

「女の子なら一度は夢見るはず!思わずキュンキュンしちゃいます」(40代・女性)

「ふとした時に口ずさんでしまうメロディが印象的」(20代・女性)

「この楽曲のよさに子どものころはあまり気づいていなかったけど、大人になって歌声の美しさにびっくりしました」(20代・女性)

「夢や希望に憧れる感情がとても楽曲に表れており、世界観が非常にすばらしいです」(40代・女性)

「私にとってディズニープリンセスは憧れであり、幼いころからずっと一緒にいた存在です。特に『いつか王子様が』を聴くと、いまはつらくてもいつか自分も幸せになる時が来る、その時まで頑張ろうと思わせてくれます」(10代・女性)

実の両親を亡くしている白雪姫は、女王に邪険にされ下働きをさせられている。さらに、その美しさが原因で命の危機にまで陥ってしまう。そんな境遇にも暗い気持ちになったりせず、想いを寄せる王子様といつか再会し、幸せな未来が待っているはずと口ずさむ姿から、前向きなメッセージを受け取ったファンは多い。

つらい境遇でもいつも前向きな白雪姫(『白雪姫』) [c] 2025 Disney

希望を捨てない『白雪姫』の最新曲「夢に見る ~Waiting On A Wish~」に魅了される人が続々

現在までのディズニープリンセスの礎を築いたといって過言ではない『白雪姫』だけに、実写化への期待も大きい。白雪姫を演じるのは『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)でも見事な歌声を披露したレイチェル・ゼグラー、ディズニーヴィランである女王役を「ワンダーウーマン」シリーズのガル・ガドットが務めるなどキャスト陣も豪華。劇場公開に先駆けて配信された劇中歌「夢に見る ~Waiting On A Wish~」への反響も大きく、大勢を魅了している。

「『夢に見る』には白雪姫の純粋な思いが込められていて、魅力的な楽曲だと思います。逆境に負けず、希望を抱き続ける声が心に響きます」(30代・男性)

「公開まで毎日、ドキドキワクワクしていました!『夢に見る』は歌詞も美しく、夢や願いを待ちながらも前向きに生きようとする姿勢がすばらしいです」(20代・女性)

「予告編で初めて聞いた瞬間、体中に電流が流れるほど感動しました!」(50代・女性)

「アニメーション版にはない楽曲だけど、力強い希望を感じる」(40代・女性)

「弱い自分をなんとか脱して、強い女性になることを夢見ているのがわかり、勇気をもらえます」(10代・女性)

「いつか王子様が」と同じく、白雪姫の前向きなキャラクターが伝わってくる「夢に見る ~Waiting On A Wish~」。リリースされている『白雪姫』のサウンドトラックには、この曲をはじめ最新作のオリジナルナンバーが多数収録されているのでぜひチェックしてほしい。

世代を超えて愛されてきたディズニープリンセスを彩る楽曲たち。頭にメロディが浮かび、思わず口ずさめるほど、ファンには体の一部にもなっている。『美女と野獣』や『アラジン』などに続いて実写化された最新作『白雪姫』の楽曲も、劇場やサウンドトラックで存分に堪能してほしい。

構成・文/平尾嘉浩

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