【写真】佳代(宮崎美子)の“娘”発言に対する愛子(麻生久美子)の表情
橋本環奈がヒロインを務める連続テレビ小説「おむすび」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。第24週「家族って何なん?」では、結(橋本)が勤める病院に田原詩(大島美優)という名の栄養失調の少女が入院してくるところからスタートする。(以下、ネタバレがあります)
栄養士となったヒロイン・結の奮闘を描く
「正直不動産」シリーズ(NHK総合)や「監察医 朝顔」シリーズ(フジテレビ系)の根本ノンジが脚本を担当する「おむすび」は、“ギャル魂”を持つ平成元年生まれのヒロイン・結が食で人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティー”。
第24週は、病院に入院してきた田原詩という少女と、愛子の話を軸に家族について描いた内容となっている。
佳代の本心を聞き、愛子は…
20日放送の第119回は、一人で糸島へと行ってしまった愛子(麻生久美子)が一人暮らしの佳代(宮崎美子)に「どうして糸島にずっといたいの?」と聞くシーンからスタート。
これには佳代「どうしても糸島におりたいんよ」「作物ば育てよったらね、毎日新しい発見があって、やればやるほどやりたいことが出てくるっちゃんね」と本心を告白。毎日、作物と向き合っている時間が楽しいのだという。これには愛子「すごいな」と感心。そして、佳代から“娘”と呼ばれ、喜びの涙を浮かべた。
一方の聖人(北村有起哉)は、客がいない理容店でひとり、これまで神戸にこだわってきた自分の過去を思い出しながら移住のことを考えていた。
そんな中、孝雄(緒方直人)が出張ついでに来店。今は東京のみならず、北海道やシンガポールなどを転々として生活しているそうだ。そんな今の状況を孝雄は「俺ら職人は道具さえあればどこでも仕事ができる。世界中が俺の仕事場や!」と前向きな一言。聖人はハッとしたような表情を浮かべていた。
愛子、一世一代の告白
移住について聖人が考えていたところ愛子が帰宅。
そして家族を集め「佳代さん、まだまだ糸島でやりたいことがあるんだって」「私はその気持ちを尊重したい。だから、私とお父さんで糸島に住むしかないと思う」と告白。「もちろんお父さんが神戸のこと大切に思う気持ちはわかっている。ただ、私は18歳で家出して、家族との縁を切られたとき本当に孤独だった。でも、お父さんがすごく優しくて。何も聞かないで私のことを受け入れてくれた。家族の温かみを知らない私に、みんなが家族の大切さを教えてくれた」と感謝を述べた。
さらに「歩と結に自由に生きてほしいと思ってた。でも、自由にやるって意外としんどくなかった?」と呼びかけ。「それでもふたりともやりたいことを貫いて、あなたたちを誇りに思ってる。それで、自分はどうだったんだろうって考えたんだよね。私は自由にやってきたかなって」と愛子。そして「これは自由なことじゃなくて、自分勝手なことかもしれないけど許してほしい」と言い、改めて聖人と一緒に糸島に住みたいと告白した。これを聞き、聖人は「わかった行こう」とまさかの反応。2人は故郷・糸島に戻ることを決めたのだった。
この行動に視聴者は「佳代さんが愛子さんを娘と呼んで、愛子さんが佳代さんを自分のお母さんだと家族に語るのがしみじみとうれしかった」「“糸島には私の母親がいる”なんて言われたら、決断せざるなくなるよね」「一世一代の告白、よかったな〜」などの意見が集まった。