『スリー・ビルボード』(17)、『イニシェリン島の精霊』(22)に続いてマーティン・マクドナー監督とサーチライト・ピクチャーズがタッグを組む『Wild Horse Nine』の撮影が開始されたことが明らかになった。
【写真を見る】主演はサム・ロックウェル!トム・ウェイツや南米の女優陣の出演も発表(画像は『スリー・ビルボード』より)
『スリー・ビルボード』では第90回アカデミー賞で作品賞など6部門7ノミネートを果たし、主演女優賞と助演男優賞の2部門を受賞。続く『イニシェリン島の精霊』では第95回アカデミー賞で作品賞や監督賞など9部門にノミネート。世界中が次作を待ち望んできたマクドナー監督が、新たな舞台に選んだのは、地球上で最も謎に満ちた孤島として知られるチリのイースター島(ラパ・ヌイ)。
主演を務めるのは『スリー・ビルボード』でオスカーを手にしたサム・ロックウェル。さらにジョン・マルコビッチやパーカー・ポージー、スティーブ・ブシェミら個性派ぞろい。加えて、『セブン・サイコパス』(12)以来のマクドナー監督作品への参加となるトム・ウェイツや、チリで活躍するマリアナ・ディ・ヒローラモ、アルゼンチンを拠点に活動するパオラ・ジャンニーニとアイリン・サラスの出演も明らかに。
ストーリーの詳細は発表されていないが、ダークコメディ要素を含んだスリラードラマと伝えられている。撮影開始にあわせて公開されたのは、ラパ・ヌイを象徴するモアイ像の後ろ姿を背景とした一枚の写真。はたしてこの場所で、どんな物語が繰り広げられるのか。公開時期は近日発表予定。続報に乞うご期待!
文/久保田 和馬