あなたのお悩みやモヤモヤも、GENSEIさんのメイクが晴らしてくれるかも!? メイクを通して美しさの“原石”を見つけ出す連載の第4回。ついつい濃くなりがちなハイライト・ローライトのお悩みをGENSEIメイクで解決してもらいました。
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今回のお悩み
目元のパーツがしっかりしているので、アイメイクをやりすぎるとキツい印象になってしまうのが悩みです。ローライトやハイライトも入れ方が分からず、気づけばお化け状態に…。自然な立体感を出せるメイクを教えてください!(30代・柴本さん)
ハイライト・ローライトで叶える、ナチュラル小顔
GENSEIさん
ナチュラルだけどツヤ感や立体感のあるメイクには、ベースメイクもとっても大切です。今回は美容液成分が贅沢に入ったポール & ジョーの「モイスチュアライジング プライマー」を下地に、肌トラブルやくすみを自然にぼかしてくれるナーズの「ライトリフレクティング ファンデーション」を重ねました。仕上げにコスメデコルテの「 ルースパウダー」で、メイク崩れを抑えながらシルキーなツヤ肌になりました。
柴本さん
肌トラブルやくすみなどをカバーしようとするとついつい重ねすぎてしまうのですが、すごくナチュラルなのにしっかりと肌トーンも整っていて感激です! パウダーをのせても重くならずに、やわらかな光のヴェールをかけたような質感ですね。
GENSEIさん
下地やパウダーでカラーや質感を調整することで、肌トラブルをカバーしながら自然な素肌感とツヤ感を手に入れることができます。では、ここから相談にあったローライトとハイライトをレクチャーしていきます。ローライトにはバームタイプのものを使っていこうと思います。
柴本さん
普段はパウダータイプで、眉頭の下から鼻にかけてサーって描いちゃってました。
GENSEIさん
全体的に? それはダメですね〜! まずは眉頭のくぼみにのせて、鼻は側面の低いところだけにすっと引いてあげて。高いところまで伸ばすのは絶対にNGです! 鼻を小さく見せるテクニックとして、小鼻の付け根から鼻先まで斜めに影を入れてあげると、自然にすっきりとした印象を作れますよ。
どこまで入れたらいいのか迷いがちなフェイスラインも、バームタイプなら自然に馴染むので怖がらなくて大丈夫! シュシュシュっと輪郭に沿って滑らせるように影を描いてみて。ポイントは首との差が出ないようにすること。スポンジなどを使ってムラなく首周りまでぼかしてくださいね。
柴本さん
パウダーだとついつい濃くなってしまうのですが、バームタイプなら簡単にできそうです!ツヤ肌になりたいので、ハイライトの使い方も教えてください!
GENSEIさん
ハイライトは反対に、鼻筋と鼻先の高いところにのせます。あとは頬の高く見せたいところにポンポンと。こめかみに向かっていくようなイメージでのせましょう。顎と眉間にも少しのせてあげて。
GENSEIさん
ハイライトを伸ばしすぎると顔が大きく見えてしまう危険があるのですが、欲しいところにだけぼかすのにおすすめなのが、私が最近気に入って使っている“指パフ”です。指につけて使う小さいパフで、ムラなく自然にフィットさせることができるのでワンランク上のベースメイクが簡単にできちゃいます!
柴本さん
こんな小さいパフがあるんですね。ハイライトはいつも真っ白を選んでいたんですけど、これは少しピンクっぽい色味ですね。
GENSEIさん
真っ白だといかにもハイライトという感じになってしまって、不自然になってしまうことも。肌馴染みのいいピンク系のカラーは失敗しにくくておすすめです。
💄ポイント
- バームタイプのローライトを眉頭の下のくぼみや鼻の横の低いところにポイントでのせる。伸ばしすぎないようにブラシでなじませる。
- フェイスラインからこめかみ、生え際まで影を描くようにのせる。首との境目が自然になじむようにスポンジで外側に向かって伸ばしていく。
- リキッドタイプのハイライトを鼻や頬の高いところにポイントでのせていく。眉間や顎先にものせることで立体感をプラスできる。指や小さなパフ、スポンジで広げすぎないように気をつけながらトントンとなじませる。
猫目を優しく見せるアイメイクテクニック
GENSEIさん
BLACKPINKのジェニーちゃんにそっくりな可愛い目元をしていますね! つり目はK-POPアイドルにも流行っていて、素敵なチャームポイントだと思います。
柴本さん
本当ですか? キツい印象になってしまう気がして…。優しく見えるアイメイクが理想です。
GENSEIさん
柴本さんは目のパーツがくっきりとしているので、アイメイクは薄めでOK。明るめのカラーをアイホール全体と下瞼の涙袋のところにのせて、次にパールの入ったブラウン系のカラーを重ねます。こちらはまつ毛のキワから二重幅を少しオーバーするくらいまで伸ばしていきましょう。
GENSEIさん
目尻のところは陰影を出すように重ねて。そうすることで目が自然と大きく見えて、目力もアップします。つり目の改善テクニックとしては、下瞼にアイシャドウをのせるときに目の形に沿ってのせるのではなく、横に伸ばすようにのせてみて。目の形に沿ってのせるとそのまま吊り上がってしまうので、並行を意識して。そうすることで横長の大きな目元を作ることができますよ。
💄ポイント
- 明るめのカラーをアイホールと涙袋にのせる。
- 濃いめのカラーを二重幅をややオーバーするくらいのイメージで伸ばしていく。目尻側は少し重ねて陰影を出す。下瞼は細筆にとってアイラインのように引いてゆき、目尻はつり上げずに横に向かって並行にすっとのばす。
できあがり!
GENSEIさん
より女性らしく、素敵になりましたね。仕草や話し方も変わったような気がします!
柴本さん
いつものメイクと全然違う仕上がりになって自分でもびっくりです! のせ方ひとつでこんなにも顔の印象が変わるというのを実感できたので、普段のメイクもアップデートしたいと思います!
GENSEIさん
ハイライトとローライトを使いこなせるようになると顔の大きさの印象も変えることができます。チークも真横に伸ばす“GENSEIチーク”で、フレッシュなイメージに仕上げました!
みなさんもぜひトライしてみてくださいね!
INFORMATION インフォメーション
今回使ったアイテムは…
左から:カネボウ シャドウオンフェース 01 ¥3,300(カネボウインターナショナルDiv. TEL:0120-518-520)、ジルスチュアート ダイヤモンドティップス コンシーラー P20 ¥3,300(ジルスチュアート ビューティ TEL:0120-878-652)、ルナソル モノアイカラーレーション 01、08 各¥3,520(カネボウ化粧品 TEL:0120-518-520)
PROFILE プロフィール
GENSEI
台湾出身。日本と台湾を行き来しながら、ヘアメイクアップアーティストとして活動。SNSではファッションや美容を発信し、インスタフォロワー数は現在31万人超え。
撮影・鳥羽田幹太、構成/文・市谷未希子