Text by 編集部補佐
日本代表FW古橋亨梧のレンヌ移籍後、新エースとしてチームを牽引する前田大然。今季は合計28得点を決め、スコットランドの年間最優秀選手の有力候補としても挙げられている。
セルティックとは2027年夏まで契約が残っている前田だが、同じく日本人の古橋が移籍したという事情もあり、現地サポーターの心中は穏やかではないようだ。
スコットランドメディア『THE CELTIC WAY』によると、今後の去就について問われた前田は「よく分かりません。難しい質問ですね。ここにいる間は、常にセルティックのために戦い、プレーしたいと思っています。チームのために集中してプレーし続けたいです」と明言を避けている。
これに対して反応したのがクラブOBであり元イングランド代表のクリス・サットン。
イギリスメディア『Sky Sports』の番組内で前田のこの発言について「もし私がセルティックのファンだったら、彼が自分の将来について『確信がない』と言ったあのインタビューについて少し心配するだろう。彼がどれだけ重要な選手であるかということだけを考えれば」と語り、去就を明らかにしなかった前田の姿勢を非難した。
セルティックサポーターの中には、前田に対して「古橋のように他リーグに移籍してしまうのではないか」という懸念の声も根強い。前田はピッチ上の活躍で懸念を振り払うことは出来るだろうか。