ファッション、アート、そしてクリエイティブなムードに包まれた2025年秋冬のミラノ・ファッションウィーク。街角にはファッション愛好家が集い、コレクション発表にとどまらず、各地で華やかなイベントが開催されました。今回は、ジャケットやトレンチの中に仕込むことで抜け感を演出できる「ブラレット」にフォーカス。春先にはアウターのインナーとして、また夏は（ちょっぴり大胆ですが）そのままでも楽しめるのが魅力です。
トレンチコートから覗くブラレット、旬な色気を演出
ヨガスタジオ「Be Earth」の創立メンバーであり、インフルエンサーとしても活躍するエルヴァ・ニーは、美シルエットのトレンチをワンピース風に着こなし、春らしい装いを披露してくれました。トレンチの肩を少し落として着崩し、そこからブラレットを覗かせることで、色っぽさとこなれた雰囲気を演出。シンプルなコーディネートにアクセントを加える大ぶりのアクセサリーが、スタイルに華を添えます。
カジュアルなデニムをリッチに品よくブラッシュアップ
ドルチェ&ガッバーナのショーから出てきたファッションモデルの中田みのりさんをキャッチ。旬のリラックスシルエットデニムに黒のジャケットを合わせ、上品でありながらも気張らない雰囲気を漂わせていました。クロップド丈のジャケットの下にシンプルな黒のブラレットを忍ばせることで、洗練されたスタイルに。リラックス感を持たせつつも、程よいバランスのこなれ感を実現。
顔まわりを華やかに彩っていたのは、ロゴ入りの大ぶりイヤリング。ビジューとパールのコンビネーションがリッチで優雅な印象を与えていました。
きちんと感のあるグレーのセットアップに遊び心をプラス
シャープなグレーのジャケットとプリーツスカートを合わせ、大人っぽいプレッピーなスタイルを披露してくれたのは、映画製作、写真家、ライターとして活躍するアマリー・ガスマン。インナーには、パッと目をひく存在感のあるメタル素材のブラレットをインすることで、シンプルなセットアップにひとひねり加え、大人の遊び心を感じさせます。インパクトがありながらも、きちんと感のあるグレーのセットアップで品のある仕上がりで周りと差をつけていました。
Photographer & Senior Writer：H_aco