1. トップ
  2. 菊地姫奈、“令和の完売クイーン”が20歳に 大人なカットも挑戦の記念写真集で「王道グラビアを残せた」

菊地姫奈、“令和の完売クイーン”が20歳に 大人なカットも挑戦の記念写真集で「王道グラビアを残せた」

  • 2025.3.20
菊地姫奈 クランクイン! 写真:山田健史

15歳で参加した「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞し、現在ではグラビアの他、モデル、女優としても幅広く活躍する菊地姫奈が、20歳の節目に3冊目となる写真集を発売する。デビューから5年を経て「自分を生きている感じがしなかった」過去から成長し、自身の新たな一面を表現する彼女のこれまでの軌跡と、未来への想いを聞いた。

【写真】20歳になり大人びた表情も! 菊地姫奈、必見の撮りおろしショット

◆デビューから5年 「この仕事で生きていこう」と決めたときが転機に

――本作は菊地さんにとって3冊目の写真集ですね。20歳の節目ということで、これまでの2冊とはまた違う思い入れがあるのでしょうか。

菊地:20歳という大きな節目で写真集を出せたことがとてもうれしいです。デビューしてからの5年間、支えてくれたファンの皆さんやスタッフの皆さんのおかげで3冊目を出すことができました。私にとってもとても思い入れがある、素敵な一冊ができたと思います。

――15歳から20歳までの芸能活動を振り返って、いかがですか。

菊地:本当にあっという間でした。学生生活と芸能活動を両立して過ごした、今までで特に濃い5年間だったと思います。もともとあまり表に出るのが得意なタイプではなく、引っ込み思案で大人しい性格だったんですが、この活動を始めてから、自分の考えややりたいことを前向きに発信できるようになりました。

――5年間の内、考え方が変わった、成長できたと感じるような転機はありましたか?

菊地:転機というよりも、少しずつ変化してきたと感じています。デビューしてから1、2年の間は、この活動を続けるか、別の道へ進むかという葛藤があって、悩んだ時期もありました。それでもこの仕事で生きていこうと思った時が、大きな転機と言えるかもしれません。

――「この仕事で生きていこう」と決めた時のことを詳しく聞かせてください。

菊地:もともと母の勧めで始めた活動ではありましたが、私は「自分を変えたい」という気持ちが大きかったんです。それまでは周りに合わせてしまったり、周りの目を気にしてしまったりして、自分がしたいことを言えず、自分なのに、自分を生きている感じがしなかったんですよ。この活動を始めてからは少しずつ前向きになれて、この仕事がとても楽しいと感じるようになったんです。それで、先の見えない世界なので不安はありましたが、「ここで頑張っていきたい」と決めました。

――グラビアをはじめとする様々な活動の中で、お仕事の醍醐味を実感するのはどんな時ですか?

菊地:撮影中は常に新しい自分や成長した自分を届けなければいけない、と必死で、どのように表現したらいいか、前回の撮影からどう変えればいいかなどを常に考えているんです。だから、自分が参加したお仕事の出来上がりを見るというのは楽しみの1つで、醍醐味だと感じています。

◆20歳記念写真集は大人なカットも「“ザ・王道グラビア”を残せた」


――今回の写真集が出来上がった時はいかがでしたか。

菊地:5年間グラビアをやらせていただき、本当にたくさんの撮影をしてきたからこそ、「新しく成長した自分を残せるのか」「飽きられてしまうのではないか」という不安はありました。何も変わっていない自分が形に残ってしまうのは嫌だなと思ったので、体型の面でもそうですし、表現の仕方でもそうですが、見てくださった方に「成長したな」「新たな一面が見れたな」と感じてもらえるように、撮影に臨みました。完成品を見て、タイトル通りの“ザ・王道グラビア”を残せたのではないかと思いました。発売を楽しみに待っていてくださっていたファンの方々の期待に応えられるような写真集になったんじゃないかなと思います。

――特に見てほしいポイントを教えてください。

菊地:今回は大胆なカットが多いので、「こういう姫奈ちゃんもいるんだ」と新たな一面として楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。20歳の節目ということで、シャンパンを持って撮影をしました。お酒を持っている私を初めて見る方が多いと思うので、特に昔から応援してくれているファンの方には「大人になったな」と感じていただけるんじゃないかなと思います。

――菊地さんはモデルや女優としても活動されていますが、20歳以降もグラビアは積極的に続けていく予定ですか。

菊地:はい、これからもグラビアは続けていきたいなと思っています。ファンの皆さんが応援してくれる限りは続けていきたいので、「飽きないでくださいね」という気持ちです(笑)。

――今までのグラビアと20歳以降のグラビアで雰囲気は変わりそうですか?

菊地:15、16歳の頃は、夏の海、パキッとした色の水着、というように元気な感じが多かったんですが、最近は大人っぽい雰囲気で落ち着いたトーンの水着が多い気がします。たまに、ミスマガ時代の面白い撮影もやりたいなと思うことがあります(笑)。

――ミスマガ時代のグラビアは面白かったんですね(笑)。

菊地:面白かったですね。猫耳をつけたり、ギャル企画もあったり。不思議でした(笑)。

――嫌な企画はなかったですか?(笑)

菊地:雪の中、水着でソリに乗るグラビアもあったんですが、マイナス4度だったんです。本当に寒かったので、あれは嫌だったかも(笑)。

◆女優業にも意欲「ホラー作品に出ることが目標」


――女優としての活動も増えていますね。

菊地:女優の仕事は楽しいですが、考えることが多くて大変です。まだ私にとっては「難しい」という段階です。

――出演作品で特に印象に残っているものを教えてください。

菊地:どの作品も撮影の様子が鮮明に思い出せるくらい印象に残っていますが、一番は2023年に撮影した『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』です。撮影期間も長かったですし、共演者も同世代の方が多くて、印象深い作品です。

――現場で何か思い出はできましたか?

菊地:学生時代はコロナ禍で、あまり学生らしいことができなかったので、青春を取り戻すような気持ちで楽しかったです。みんなで海に飛び込んだり、初めてダンスを経験して、TGC(東京ガールズコレクション)で踊らせていただいたりもしました。共演者の方とは今でもプライベートで会うほど仲が良いんです。演技の面でも、皆さんが本気でぶつかってくれるので、私も全力で応えられました。計算せず、セリフを言っていて自然と涙が出るってこういうことなんだな、という経験をこの作品でできたので、成長できたなと感じています。

――今後は女優業も積極的に増やしていくのでしょうか。

菊地:まだまだやったことのない役や作品がたくさんあるので、いろいろな経験をしていきたいです。正解がないからこそ、いろいろな演じ方や挑戦したいことがあるので、それを実現できたらなと思っています。他のお仕事でもそうですが、年齢を重ねた時に、「やり残したことはない」と思えるようになりたいです。

――では、20代の内にやりたいことはありますか?

菊地:ホラー作品に出ることが目標です。ホラーが大好きなので、現場を見てみたいですし、自分も出演したいと思っています。20代の内にやりたいことは今回の写真集に詰め込むことができたので、今後は自己プロデュースのようなこともしてみたいです。

(取材・文・写真:山田健史)

菊地姫奈写真集『memory』は、講談社より3月19日発売。定価2970円。

元記事で読む
の記事をもっとみる