材料(2人分)
・新玉ネギ…180g(中玉約1個)
・鶏ムネひき肉…160g
・ピーマン…36g(約1個)
・フレッシュバジルの葉…8枚程度
・刻んだピーナッツ(無塩・素煎り)…大さじ1~2
・ゴマ油…大さじ1
・粗びき黒コショウ…少々
・目玉焼き…2つ
・温かい雑穀ごはん…1合分
(A)
・ニンニクすりおろし…8g(約1片)
・ショウガすりろし…8g(約1片)
(B)
・酒…大さじ1
・ナンプラー…大さじ1
・塩…指2本で2つまみ
作り方
1.新玉ネギは皮をむき、1㎝角に切る。ピーマンはヘタ、種を取り、1㎝角に切る。
2.フライパンにゴマ油を温め、鶏ムネひき肉を中火で炒める。色が半分ほど変われば、(A)を加えて香りがたつまで炒め合わせ、1を加えて中火で2~3分程炒める。
3.2の玉ネギが半透明になれば(B)を加えてひと煮立ちさせ、そのまま1分程度炒め合わせてから火から外す。
4.ちぎったバジルの葉を加えて全体を混ぜ合わせ、味見をして必要があれば調える。
5.器にごはん、4の順に盛りつけ、目玉焼き、刻んだピーナッツ、粗びき黒コショウをトッピングする。
ポイント
新玉ネギの栄養素は、普通の玉ネギと大きな違いはなく、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、ビタミンB1、B2、B6、葉酸などが多く含まれます。
ほかにも、辛みのもとである硫化アリルは、消化液の分泌を促して新陳代謝を促進し、血液をサラサラにする効果が期待されます。硫化アリルは加熱に弱いので、新玉ネギを生食すると効率よく摂取できます。また、同じく新玉ネギに含まれるシクロアリインという成分は、血中コレステロールや中性脂肪を下げる効果が期待され、加熱することで増加します。
新玉ネギは普通の玉ネギに比べて水分が多く、みずみずしくて辛みが少ないので、食べ方のレパートリーが広がります。今回の調理では、新玉ネギを1㎝角と大きめに切ることで、甘くみずみずしい味と食感に存在感が出るようにしました。炒め時間はお好みで加減してください。鶏ムネ肉を炒めすぎないこと、ナンプラーを使うことで、パサパサしすぎず、味にコクとうま味がプラスされ、おいしくいただけます。乾燥バジルを使う場合は、少量を(A)に含めてください。
新玉ネギを選ぶときは、皮がパリッと乾燥してツヤがあるもの、ずっしりと重みがあり、実がかたくしまったものが新鮮です。
調理時間
約20分
教えてくれたのは
料理家 依藤 亜弓さん
大学院修了後、大阪あべの辻調理師専門学校に入学。フレンチ、和食の厨房経験を経て、異なるコンセプトで2つの料理教室を主宰。企業やメディアでのレシピ開発、商品開発も多く行う。
ヘルシーな地中海料理のメソッドをベースに、毎日続けられる体に優しいレシピを提案。