1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「なぜか好かれるママの秘密!」保育士目線で見えた、じょうずなママ友付き合いのポイントとは!?

「なぜか好かれるママの秘密!」保育士目線で見えた、じょうずなママ友付き合いのポイントとは!?

  • 2025.3.20

保育士の中田馨さんが、保育士から見た、ママ友付き合いが「じょうずな人」と「苦手な人」について詳しく教えてくれました。子どもが園に通っていると、どうしてもママ友との関わりが出てきますよね。人付き合いが苦手という方にとっては、悩みの種になることも……。保育士目線でのお話、ぜひ参考にしてくださいね。


こんにちは! 保育士の中田馨です。子どもが人生で最初に社会に出るのが、保育園や幼稚園というご家庭も多いかと思います。子どもが社会に出ると必ずついてくるのが「親同士の関わり」です。

保育所での保護者同士の対応を見ていたら、「あぁ、このママはママ友付き合いがじょうずそうだな」と感じることが多々あります。実は、私自身が「人見知り」なので、ママ友付き合いがとっても苦手だった親の一人です。

今回は、保育現場や私自身のママ友付き合いから見える、ママ友付き合いが「じょうずな人」と「苦手な人」のお話をします。

分け隔てなく「あいさつができる人」

まずは、分け隔てなくあいさつができるママに出会うと「わぁ、この方なんて素敵なんだ」と思います。それほどお話ししたことがないのに、ニッコリ微笑まれて「おはようございます」と言われたら、朝からすがすがしい気持ちになるものです。

毎日、何度もあいさつするうちにそれが習慣になれば、あいさつすることへのハードルは下がるものですが、私のような人見知りは「最初のあいさつ」へのハードルがものすごく高いのではないかと思います。

「最初のあいさつ」をあまりに緊張して「おはようございます……」と言ったものの、か細い声すぎて相手に届かず、一人落ち込んでしまう……という経験、私は何度もしています。

そこで、私なりに決めたことは「相手と目を合わせる」こと。目が合えば、か細い声でもあいさつが届くことが分かったからです。ママ友とすれ違うときは、目線を上げて目を合わせることからスタートしてみてください!

相手の子どもの「気になる部分を言わない人」

「〇〇ちゃんって、落ち着きがないよね」「○○君って、引っ込み思案だよね」「1歳過ぎてもまだ、ハイハイなんだね」。もし、自分の子のことを、ママ友にこんな感じで評価されてしまったら? 少なからず、ショックを受けるのではないかと思います。

言った本人は、きっと評価するつもりはなく、感じたままの感想を言っているのだと思いますが、子どもの性格や発達面はナイーブな部分でもあります。なので、「そう」感じてしまったとしても「言わないほうがよい」でしょう。

保育士の中田目線で見てみると、「落ち着きがないは、元気いっぱい!」「引っ込み思案は、よく周りが見えている」「1歳過ぎてもハイハイをしているのは、足腰を鍛えているところ!」。どうですか?

少し考え方を変えると、気になるところが、気にならなくなりますよ。相手の子の「気になるところ」を見つけたときは、頭の中でこういった変換をしてみてもよいかもしれませんね。

相手の「子育てに口出ししない人」

子育ての方法は、各家庭によって本当に違います。私の子育てだって、きっとほかのご家庭から見ると「変なことしているなぁ」と思われることでしょう。子育てのアドバイスをみなさんに伝えている私も、自分の子育てに自信満々? かと言われるとそうではありません。今も思春期の娘へ「これで正解だったかな?」と日々の選択に、多少の不安を抱きながら対応しています。

毎日毎日おこなわれている、子育ての大小の選択は、ママ自身が「こうしよう」と悩みつつも決定してきたこと。それに対して「こうしたほうが良いんじゃない?」、「うちの場合はこうしているけれど」などと、聞いてもいないのに言ってこられたらどうでしょう? 時には、傷ついてしまうこともあるのではないかと思います。

相手の子育てには口出ししない。と言うのは大原則。ただ、相手が悩んで相談してきたら「どうしたらいいかな」と、寄り添って話を聞いてあげるのがよいでしょう。

ママ友付き合いが苦手な方へ

「私って、ママ友付き合いが苦手だな」と感じているママさん。最初に書いたように、私もママ友付き合いが苦手な母の一人です。子どもが中学生になっても高校生になってもそれは変わりません。

ただ、すれ違うときは目を合わせてあいさつすることは、今も大切にしています。それに加えて、無理に話をしようとしない、無理にお付き合いしようとしないことも大切かなと思います。

無理すると最初はよいですが、だんだん気持ちがしんどくなってくることもあります。本当に気の合う人は、無理をせずとも自然に会話が弾むはず。会話が弾んだら「じゃあ、今度一緒に遊びましょう!」となってきます。きっと、みなさんにも1人、2人とそんな自然に会話が弾むママ友ができるはずです。

ママ友は作るものではなく「自然にできる」ものではないかな? と思います。焦って「ママ友付き合いをじょうずにしよう」と頑張り過ぎてしまったり、子どものためにママ友を作ろうと思わなくて大丈夫ですよ。


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる