こんにちは。中国を旅して中華料理にどっぷりハマってしまった、ヨムーノライターの蘭ハチコです。
家庭で本格中華を作ろうとするも、なかなかうまくできないのがマーボー豆腐。
市販の”素”に頼らずとも、美味しく作りたいという思いから、あるレシピにチャレンジしてみました!
豆腐レシピ「挽き肉を使わない!マーボー豆腐」
挑戦したのは、NHK『きょうの料理』で料理研究家のウー・ウェンさんが披露した「ウーさんのマーボー豆腐」。
実は最近、ウー・ウェンさんの料理本を購入したんです。
シンプルなのに、どれもちょっとしたコツで魔法がかかったように美味しくなるウー・ウェンさんのレシピ。きっとマーボー豆腐も美味しいはず。
マーボー豆腐には挽き肉を使うことが多いですが、こちらは薄切り肉を使用していました。どんな味になるのでしょうか。
ウー・ウェンさん「ウーさんのマーボー豆腐」の作り方
材料(2人分)
- 木綿豆腐…1丁(300g)
- 牛もも肉 (薄切り)…50g
- 粉とうがらし (粗びき)…大さじ1
- 豆鼓(トーチ)(粗く刻む)…20g
- 細ねぎ (小口切り)…3~4本分
- 花椒粉(ホワジャオフェン)…小さじ1/3
- ごま油 (白)…大さじ1
- 酒…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1
粉とうがらしは、韓国産の辛みの穏やかなものを使いましょう。
【A】
- 片栗粉…小さじ1
- 水…大さじ1
豆鼓とは?
豆鼓は、黒豆を発酵させて作った中華調味料。しょうゆや味噌のような塩気とうまみが特徴的です。
あまり家庭では馴染みがないかもしれません。代用する場合は、赤味噌やたまりしょうゆが用いられるようです。
しかし、このレシピは豆鼓を加えることで味に奥行きが出て、本格的な仕上がりになるので、ぜひ大きめのスーパーで探してみてください。
マーボー豆腐以外の炒め物や蒸し料理にも使えますよ。
作り方①豆腐を準備する
豆腐は一口大に切り、ボウルにざるを重ねて豆腐を入れ、20〜30分間おいて水をきりましょう。
おもしはせずに、自然に水けをきる程度でOKです。
作り方②牛肉を切る
牛肉は粗く刻みましょう。
うまみの濃い赤身の牛肉を刻んで使うことで、煮たときのだしになるそうですよ。
作り方③炒めて調味料を加える
ごま油(白)をフライパンに入れて中火で熱し、牛肉を炒めます。色が変わったら酒を加え、アルコールをとばしましょう。
油がたまったところに粉とうがらしを加え、炒め合わせてください。
豆鼓を入れてさらに炒め、香りがたったらしょうゆを加えて炒め合わせます。
作り方④豆腐を入れて煮る
③に豆腐を加え、くずさないようにやさしく混ぜながら、味をからめましょう。
水カップ1/2(分量外)をフライパンの縁からそっと加え、煮立ったら弱火にしてふたをし、10分間ほど煮てください。
弱火で煮ることで、豆腐に味がよくしみます。
【A】を混ぜ合わせて回し入れ、とろみをつけたら、細ねぎを加えて火を止めましょう。
器に盛り、花椒粉をふれば出来上がり。
【実食】「ウーさんのマーボー豆腐」のお味は??
自分史上最高!コクうまマーボー豆腐
炒める段階からもう、豆鼓の香ばしくて食欲をそそる深い香りがキッチン中にただよってきました。
本格中華料理店で出てくるような、濃い照りのある仕上がりです。
ひと口食べると、舌の上で穏やかに広がる辛み。しかし、即座に舌を刺すような刺激ではありません。
粉とうがらしの穏やかな辛さがじわじわと押し寄せ、後から花椒のシビれが追いかけてきます。
そして、豆鼓の存在感が絶大!発酵食品ならではの深いコクとうまみが全体を包み込み、味に奥行きを生み出しています。
これは今まで作ったマーボー豆腐のなかで、一番の出来かも……!
一緒に食べた中華料理好きの夫も「高級店の味じゃん」と目を丸くしていました。
牛もも肉を刻んで使うことで、挽き肉とは違ったしっかりした食感とうまみが感じられます。
脂っぽくなりすぎないのも嬉しいポイントです。
もちろん、ごはんもどんどん進みますよ。
絶対また作る味
あまりの美味しさに、「ウーさんのマーボー豆腐」は我が家の定番レシピの仲間入り。何回でも作りたいし、何回でも食べたい味わいです。
マーボー豆腐好きならきっとトリコになるはず。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
ライター:蘭ハチコ
業務スーパーとカルディに毎週通う!webライター
業務スーパーとカルディに毎週通い、お得に美味しく適度な手抜きをして生活しています。海外グルメとお酒のおつまみには目がないwebライターです。「美味しいものは人を幸せにする」と信じています。毎日がちょっと幸せに過ごせる、お得で美味しい素敵なモノをご紹介します♪