メイクと同様、顔の印象を変えてくれる眼鏡にフィーチャー。今回は特に眼鏡好きのみなさんに登場いただき、トレンドを解析。スタイリングのポイントや取り入れ方などを教えてもらいました。
べっ甲調フレーム
スタイルを問わず使いやすいべっ甲調フレームはやはり人気。一見トラッドな印象もありますが、特に目立っていたのは、ユニークなフォルムやデザイン。ハーフリムやボリュームタイプなど、存在感のあるものを選ぶのが正解のよう。
LONデザイナー 舘 かおりさん
「大きめのスクエアフレームと存在感のあるマーブルカラー、少しクセのあるデザインがお気に入り」(舘 かおりさん)
「ユニークなフォルムがコーデのポイントに」Kubotaumの眼鏡、Supremeのレザーブルゾン、HODAKOVAのトップス、Chrome Heartsのピアスは本人私物
「スタイリングは、オーバーサイズのレザーブルゾンと、ミニスカートを合わせてカジュアルになりすぎないように全体のバランスを整えました。全体的にカラーはダークトーンで揃えていますが、地味にならないように、それぞれディテールが際立つアイテムをチョイスしています」(舘 かおりさん)
CITYSHOP WEBヴィジュアル コーディネーター 西来路陽子さん
「大ぶりで個性的なフレームはそれだけで存在感が。べっ甲調だから割とマイルドでスタイリングになじみやすいところが気に入っています」(西来路陽子さん)
シャツ¥24,200、ベアトップ¥14,300(共にシティショップ)、miumiuの眼鏡、その他本人私物
「べっ甲のフレームが特徴的な眼鏡をポイントに、コーデはシンプルにブラックでまとめました。上半身のクラシカルなムードを、ボトムはパンチのあるプリントデニムを合わせてカジュアルに落とし込んでいます」(西来路陽子さん)
Deuxième Classeインフルエンサー 岩渕紘子さん
「一見シンプルなフレームですが、よく見るとデザイン性の高いフォルムで個性的なスタイルを演出してくれます。普段からアイウェアでスタイリングにポイントを入れるのが好き」(岩渕紘子さん)
ブルゾン¥69,300(キャラクス)、フーディー¥36,300(エブリデイアイライク/共にドゥーズィエム クラス 青山店)、CELINEの眼鏡、その他本人私物
「トップスは、ヴィンテージ感のあるベージュの生地にフェイクレザーの襟が効いたデザインのCALUXのジップブルゾンを。ダブルジップのフーディーを合わせてデニムコーデをアップデートしました! 眼鏡のおかげで、カジュアルコーデがトラッドなムードに。そろそろ春らしさも欲しくなってきたので、ブルゾンの軽やかなベージュカラーで取り入れています」(岩渕紘子さん)
メタルフレーム
キレイめな印象に見せてくれるメタルフレームは今季とにかく取り入れている人多し! 華奢なリムはどんな人にもコーデにもスッとなじむのが人気の理由のよう。ラフなスタイルに品をもたらしてくれるから、きちんと感が欲しい人にオススメ。
Plage 店舗エリアマネージャー 串田 翠さん
「大ぶりのフレームも華奢なゴールドメタルなら主張し過ぎず、アクセサリー感覚でかけられます。シックなブラックのジャケットも眼鏡をかけるだけで一気に華やぎます」(串田 翠さん)
ジャケット¥45,100(リアム プラージュ)、ネックレス¥26,400(プラージュ/共にプラージュ 代官山店)、BOTTEGA VENETAの眼鏡、その他本人私物
「シックなブラックのジャケットに、ボトムはお気に入りのバギーデニムを合わせてリラックス感のあるスタイリングに」(串田 翠さん)
Deuxième Classeプレス 佐藤麻理奈さん
「ビッグフレームながら華奢なゴールドで肌なじみがよく、品よくかけられるところが◎。眼鏡をプラスして、カジュアルになりがちなレザーブルゾンをモダンなムードにシフト」(佐藤麻理奈さん)
ブルゾン¥198,000(チンクアンタ)、シャツ¥94,600(ダークパーク/共にドゥーズィエム クラス 青山店)、CELINEの眼鏡は本人私物
「レザージャケットは、ブルーのストライプシャツをレイヤードしてクリーンな雰囲気に。柔らかなホワイトのパンツを合わせることで、レザーのハードさをマイルドに落とし込んでいます」(佐藤麻理奈さん)
SUPER A MARKETバイヤー 高橋 悠さん
「ジャケットとドレスのシンプルなレイヤードルックに眼鏡でアクセントをプラス。女性らしいスタイルにマッチするよう、華奢なゴールドフレーム×キャットアイをセレクトしました」(高橋 悠さん)
アウター¥155,100、中に着たドレス¥145,200(共にガブリエラ コール ガーメンツ※スーパー エー マーケット別注/スーパー エー マーケット 青山)、AHLEMの眼鏡、その他本人私物
「眼鏡に合わせたスタイリングがこちらです。ガブリエラ コール ガーメンツの別注ドレスとジャケットの、キレイめなグレーの色みが女性らしいセットアップが今季のお気に入りです」(高橋 悠さん)
クリアフレーム
ここしばらくのトレンドから、もはや定番になりつつあるのがクリアフレーム。顔なじみがよくトライしやすいのに実は個性も演出してくれるのがクリアのいいところ。カラーレスのみならず、グリーンやブラウンなどの色付きクリアもオススメ。
CITYSHOP ショップスタッフ 波田桜子さん
「365日眼鏡の眼鏡コレクターです。今季一番のお気に入りが、太めフレームながらクリアで軽い印象のユウイチトヤマのPOISSY。ラウンド寄りのボストン型は顔なじみもGOOD」(波田桜子さん)
ジャケット¥39,600(シティショップ)、中に着たドレス¥38,500(シーオール フォー シティショップ)、ピアス¥22,000(アニカ イネズ/全てシティショップ)、YUICHI TOYAMA:5の眼鏡は本人私物
「ジャケットを羽織り、レースドレスをハンサムなムードになるようスタイリングしました。カチッとしすぎないように、今っぽいカジュアルさが出るクリアフレームのアイウエアや、カゴバッグをプラスしたこともポイントです」(波田桜子さん)
miies miimディレクター 前坂美結さん
「個性的に見えがちなクリアフレームですが、こちらは絶妙なフレームのサイズ感とシンプルなデザインが主張し過ぎず重宝しています。取り入れるだけで一気に洒落感UP!」(前坂美結さん)
眼鏡¥9,900、ジャケット¥22,000(共にミーエスミーム)、CODE Aのブラウス、その他は本人私物
「コーデはハンサムなオーバーサイズのジャケットに、デコルテが出るブラウスを合わせて女っぽさをプラスしました。ボトムはワイドパンツにすることで、トレンド感も取り入れています。スタイリングを組むときは、いつも可愛すぎず、カジュアルすぎないよう意識しています」(前坂美結さん)
フリーランスPR 佐藤有華さん
「クリアフレームはシンプルでありながらもスタイリッシュでさまざまなファッションにフィットし、使い勝手抜群。眼鏡の透明感を生かすため、ジュエリーもあえて控えめにしました」(佐藤有華さん)
「どんなスタイルにも合うクリアフレームが好き」ニット¥71,500(バイ・マレーネ・ビルガー/ショールーム ロイト)、BLANC..の眼鏡、その他本人私物
「ベージュのワンカラーコーデにまとめ、眼鏡もクリアなフレームを選ぶことでミニマルなスタイルに。フレームの透明感を生かしたかったので、アクセサリーは控えめにしたのもポイントです」(佐藤有華さん)
スタイリスト 小川夢乃さん
「厚みのあるセルフレームは一歩間違えるとやり過ぎ感が出ますが、透け感のあるミルキーグリーンは肌なじみも◎。外でも中でもかけられるように調光レンズを入れています」(小川夢乃さん)
眼鏡¥74,800(アーレム/グローブスペックス エージェント)、BUZZ RICKSON’Sのジャケット、BOUTIQUEのパーカ、HYKEのカットソー、中に着たBAUM UND PFERDGARTENのドレス、その他本人私物
「襟元とネックレスのバランスだったり、ジップパーカの裾をあけてワンピースを覗かせたり、最近はまたレイヤードを楽しんでいます。サイズ感もレディースからメンズまでいろいろと盛り込んで、スタイリングに奥行きが出るように意識しました」(小川夢乃さん)
photograph:KAORI IMAKIIRE(model)