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元宝塚歌劇団月組トップスター・月城かなとが“邪悪な女王”の「人間らしくちょっと愛らしい」魅力をアピール <白雪姫>

  • 2025.3.19
「白雪姫」公開記念月城かなとスペシャルトークイベントより (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

【写真】月城かなとが、自身の演じる“女王”の横に立ちトークをする姿が美しい

新たにミュージカル作品として描かれる実写映画「白雪姫」が、3月20日(木)より日本で劇場公開される。公開を記念して3月18日に、元宝塚歌劇団の月組トップスター・月城かなとによる、スペシャルトークイベントin名古屋が開催された。

雪のような純粋な心で”白雪姫”が起こす奇跡を描く

ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションでもある「白雪姫」をミュージカル作品としてよみがえらせた本作。「アメイジング・スパイダーマン」(2012年)のマーク・ウェブが監督を、「バービー」(2023年)を監督したグレタ・ガーウィグが脚本を手掛ける。

物語の舞台は、かつて優しさと光であふれていたとある王国。しかしその王国は、白雪姫の父が治めていた頃からすっかり変わり果て、邪悪な女王によって闇に支配されてしまっていた。雪のように純粋な心を持つ白雪姫は、そんな王国を憂い、かつてのような人々が幸せに暮らす希望に満ちた王国を取り戻したいと願う。

だが、外見の美しさと権力に執着する女王から嫉妬を買った白雪姫は、命を狙われてしまう。女王から逃れようと迷い込んだ先にあったのは、動物たちや7人のこびとたちが暮らす不思議な森。誰もが希望を失いかけた時、白雪姫は外の世界へいざなってくれた運命の人・ジョナサンや、個性豊かな仲間たちと力を合わせ、奇跡を起こす。

なお、アニメーション版「白雪姫」はディズニープラスで配信中。

映画「白雪姫」公開記念 月城かなとスペシャルトークイベントin名古屋が開催

映画「白雪姫」公開記念、月城かなとスペシャルトークイベントin名古屋に登壇したのは、女王役のプレミアム吹替版声優・月城。MCの呼びかけで登場した月城は初めに「今回映画『白雪姫』で女王役のプレミアム吹替版声優を務めさせていただきました月城かなとです。本日はたくさんの皆様にお越しいただき大変うれしいです。白雪姫の魅力を皆様にたくさんお伝えできたらと思いますので本日はよろしくお願いいたします!」と名古屋のファンに笑顔で挨拶をし、イベントはスタート。

月城演じる女王はディズニーヴィランズの中でも高い人気を誇る。外見の美しさと権力に執着し、国を恐怖と魔法の力で支配する邪悪な女王で、白雪姫の“本当の美しさ”に嫉妬し、彼女の命を狙うという役どころ。2024年に宝塚歌劇団を退団したばかりで、月組トップスターとして活躍してきた彼女はオーディションを経ての起用となった。

月城は女王役の声優に決まった時の気持ちを聞かれると「いつかは吹替のお仕事をしてみたいなっていう夢はあったんですけれど、まさかこんなに早くその夢がかなうと思っていませんでしたし、それが子供の頃から見ていたディズニーの作品にこうやって参加することができると決まった時は本当にうれしかったです。ぜひ、幅広い年代の方に楽しんでいただけるような吹替ができたら良いなと思いました。」と喜びを語った。

本作のミュージカルシーンについては「女王の歌が『美しさがすべて』というタイトルなので、客観的に見るとそこまで美しさに執着してしまう女王がなんかかわいらしくて。そこまでしなくてもあなた十分きれいだよ!みたいな愛らしさも感じるような曲を歌わせていただいたんですけれど、歌う女王の気持ちとしては“美しさが全てだ!”と、朗々と歌わせていただきました」とコメントした。

注目ポイントは"高笑い"

続いて、劇中に出てくる“7人のこびと”の名前が書かれたカードを1枚引いて、選んだカードに書かれた名前にまつわる質問に答えるというスペシャルトークコーナーを実施。

“先生”と書かれたカードを選んだ月城は、“本日お越しの皆さんに教えてあげたい事”について聞かれると、月城が絶対見てほしい「白雪姫」のポイントを回答。「女王から老婆に変身するミュージカルシーンがあるんですけど、老婆に変身した後に本当にちょっとだけ高笑いをしているんですよ。そのシーンが吹替の中でも一番上手にできたと思っているので、そこにぜひ注目していただきたいです。でも本当に一瞬なので絶対に聞き逃さないでくださいね!歌が終わっても高笑いまでが歌だと思って、聞いていただきたいと思います!」と見てほしいシーンについてアピールした。

そして作品のテーマでもある“本当の美しさ”について聞かれると「映画を見ていても考えさせられる所ではあるんですけど、白雪姫の何が美しいかというと、白雪姫も女王も心の中に弱さがあるんですよ。ですが、その弱さを自覚して人の助けを借りて、ちゃんとその人たちの意見を受け入れて乗り越えていく強さがあるのが白雪姫の一番美しいところだなと今回映画を見て感じました」とコメント。

最後に月城は「やはり誰しも弱い部分はあると思うんですけれど、そういう時に乗り越えられる力があるかどうかがその人の美しさだったり自信につながるかなと思うので、たくさんの方に見ていただいて、一歩踏み出すきっかけになれたらなと思いますし、落ち込んだ時にも自分自身の心の中にある強さを思いだしていただける、そんな映画になっているんじゃないかなと思っております」と熱く語り、イベントは幕を閉じた。

「白雪姫」公開記念月城かなとスペシャルトークイベントより (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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