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紅茶を通して自分を大切にする時間を持つ。パリで出会ったお茶3選

  • 2025.3.20

こんにちは!旅するライターの中口直子です。

みなさんは旅先で何を飲みますか?

私は日常でも旅の道中でも、お茶が欠かせません。

お酒もコーヒーもあまり飲めないので、お酒が飲めたらもっと旅が楽しくなるのになあ、と思うことも多々。

そんななか、見つけたのがお茶でした。インドへの出張をきっかけに紅茶に出会い、今では旅先のお茶を飲むことが旅の楽しみのひとつになりました。

今回は、フランス・パリで出会った美味しいお茶を3つ紹介したいと思います。

ラデュレ (Ladurée)

パリのボナパルト店にて

ドラマ『ゴシップガール』の作中で、ブレアがよく食べている「ラデュレ」のマカロン。

あのシーンに憧れて、私も何か目標を達成するたびにラデュレのマカロンを食べていた時期があったのですが……。

今回ついに、パリにあるラデュレのティーサロンでマカロンを食べるという夢が叶いました!

このとき頼んだ紅茶の銘柄は「マリー・アントワネット」。フルーツの香りとすっきりとした甘さで、とても飲みやすい味でした。

老若男女問わない客層に、おしゃべりを楽しむ人もいれば静かに読書を楽しむ人もいて、ラデュレは本当にフランスの日常で愛されているブランドだと感じます。

みなさんもパリへ行った際はラデュレのティーサロンでマカロンと一緒にお茶してみてはいかがですか?

ニナス マリー・アントワネット(NINA'S MARIE-ANTOINETTE)

ヴァンドーム本店にて

「ニナス マリー・アントワネット(以下、ニナス)」はフランス生まれ、1672年創業の老舗の紅茶ブランドです。

ニナスの創業者であるピエール・ディアズは「アロマのマジシャン」と呼ばれるほどのフレグランス作りの天才だったといいます。

そんな創業者から受け継いで作られてきたニナスの紅茶も、その香り高さから「飲む香水」と称されています。

私のお気に入りはカシスホワイトティー。紅茶とは思えないワインのような芳醇な香りが印象的です。

お会いした店員さんがとても気さくに話しかけてくれて、お互いに日本語とフランス語を教え合う楽しい時間を過ごせました。

ローカル好きな人におすすめ!BIOのハーブティー

ナシオン広場付近のスーパーにて

最後はローカルが好きな方へおすすめです。

私は現地のスーパーマーケットを散策するのが大好きで、今回もフランス国民なじみのお茶を探してきました。

そこで見つけた棚に陳列された「BIO」と書かれたお茶。「BIO」表記はbiologique、すなわちオーガニック製品であることを示しています。

フランスでは紅茶と同じくらいハーブティーが有名とのことで、私も2種類ほど購入してみました。

ラデュレやニナスと比較すると癖がなくあっさりした味で、日常的に飲むのにぴったりです。

フランスはハーブ専門の薬局があるほど、日常にハーブが馴染んでいる国。ティーサロンも素敵ですが、ローカルのハーブティーもぜひ試してみてほしいなと思います。

一杯のお茶で自分時間をとって自分をたいせつに

ここまで読んでくださった皆さんは、ご自身をいたわる時間を取れていますか?

私は昨年心と体の病気をたくさん抱え、自分をいたわるという発想すらなく、だめだと感じる自分をただ責め続けていました。

そのような時期に出会ったお茶は、日々のタスクや喧噪から距離を置き「今この瞬間」に集中することを教えてくれました。

スマートフォンを脇に置いて、あたたかいお茶と一緒にほっと一息ついたり、お友達やご家族とのおしゃべりを楽しんでみてください。

一杯のお茶を味わうその時間が、人生をより豊かにしてくれるのかな、と思っています。

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