同じ色のなかで濃淡をつける「トーン・オン・トーン」を使って、一体感のあるコーディネートを楽しんでみてはいかが? ベーシックカラーを使って大人らしくまとめたり、発色の良いカラーを用いて春らしさを漂わせたり… ファッションウィークのストリートスナップから、お洒落賢者たちが実践したコーディネート術をご紹介します。着こなしをアップデートしたいときに、ぜひ参考にしてみて♡
穏やかブラウンがチャレンジしやすい!
トーン・オン・トーンに初めてチャレンジするなら、親近感のあるブラウン系でまとめるのをリコメンド。色味に変化をつけつつ、ややゆとりのあるジャケットとスリムなストレートパンツを合わせ、メリハリシルエットを形成すると立体的。さらにストリートを席巻しているワークジャケットでアクティブさを演出すれば、けっして地味になりません。
柔和な配色でたおやかな佇まいへ
ニューヨークファッションウィークに参戦したこちらのゲストは、白のなかに変化をつけたトーン・オン・トーンでたおやかな表情へ。クリーミーな白のインナー、コート、スカートに、それよりも明るい白の小物を合わせて奥行きをメイク。ウエスタンブーツでほんのりスパイスを足すと都会的。
爽やかなブルーコーデはデニムを迎えれば簡単
発色の良いカラー系のトーン・オン・トーンも、親近感のあるブルーデニムを軸にすればコーディネートしやすいです。インフルエンサーのイリリダ・クラスニキは、濃紺のフレアデニムにブルーのチェスターコートを合わせて爽やかさを演出。白のシャツとパールネックレスで清潔感をアシストすればパーフェクト。
くすみトーンをメインにすればトゥーマッチにならない
難しそうな印象の赤のトーン・オン・トーンスタイルも、インフルエンサーのガブリエル・コーネシル・ポッツォリのように、くすみトーンをメインにすればまとめやすいです。渋みのあるマチュアなワインレッドのセットアップは、シャカシャカ素材とジップアップブルゾンのおかげで軽快さを両立できます。そこに真っ赤なパンプスを足し、レディに仕上げて。
カラー構成が楽しいトーン・オン・トーンの着こなしを4選ご紹介しました。有色はデニムを採用したり、くすみトーンをメインにするとコーディネートしやすいです。さらにベーシックカラーもトーン・オン・トーンなら洒落感がアップ。色遊びで着映えを叶えましょう。
Senior Writer:Fumika Abe