おはようございます。早起き研究所「朝渋」代表の5時こーじ(井上皓史)です。
この連載では、幼少期より22時就寝5時起床生活をしている私が、2025年1月に書籍発売した『がんばらない早起き〜「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方〜』の内容をベースに、毎日をご機嫌に過ごすための早起き術をご紹介します。
今回は、「習慣化のコツ」について。
「週3回運動しよう!」
「毎週水曜日は読書する!」
と、意気込んで始めたものの、気がつけば続いていなかった…そんな経験は、ありませんか?
習慣化のカギは「毎日5分やること」にあります。「週3でやろう」と思うよりも、「毎日ちょっとだけやる」ほうが、無理なく続けられる…今日はその理由を解説します。
「週3でやる」が失敗しやすい理由
「週3でやろう」と決めると、意外と続かないことが多いようです。その理由はシンプルで、「サボる日を作ると、続ける日が来なくなる」から。
たとえば、週3で運動しようと決めると、こうなりがち。
「今日は忙しいから明日にしよう」
↓
「今週1回もやっていないけど、あと2回やればOKだし」
↓
(そして、結局)「今週は1回もやらずに終わった…」
…つまり、「やる日」と「やらない日」を分けると、いつの間にか「やらない日」ばかりになるんです。
一方で、「毎日5分だけやる」と決めると、サボる日がなくなるので、習慣が定着しやすい。とにかく短時間でも毎日やることが、習慣化の最強ルールです。
「毎日やる」と言っても、無理な目標だと続きません。だからこそ、「歯磨きレベル」にまで落とし込むのが大事です。
歯磨きって、「やるぞ!」と気合を入れなくても、無意識でできていますよね。これと同じように、新しい習慣も「やらなきゃ」ではなく「やらないと気持ち悪い」レベルにする ことが大切。
例えば「運動」を習慣化したいなら、「毎朝、スクワット5回だけやる」でもOK。最初のハードルを下げて、「やらないと気持ち悪い」くらいのレベルにすると、習慣として根付いていきます。
最強!「〜しながら」習慣術
習慣化が続かない原因のひとつが、「新しい時間を作ろうとすること」。でも、忙しい毎日の中で、新しく時間を確保するのは難しいですよね。
だからこそ「○○しながらやる」のが、最強の習慣化テクニックです。
- 風呂に入り「ながら」 ストレッチ
- 電車に乗り「ながら」 読書 or 英語の音声学習
- コーヒーを淹れ「ながら」 深呼吸して1分瞑想
- ランチを食べ「ながら」 今日の振り返りメモ
何かを「しながら」習慣を組み込むと、新しい時間を作らなくても続けられます。しかも、「習慣のセット化」をすると、脳が「これをやると、次にこれをやる」と認識するので、意識しなくても勝手に習慣化されるというメリットもありますよ。
「毎日5分」から始めよう
結局のところ、習慣化で一番大事なのは「とにかく続けること」。それなら、最初のハードルはとことん下げたほうがよいのです。
- 読書なら「1ページだけ読む」
- 運動なら「スクワット5回だけやる」
- 片づけなら「机の上の1つだけ整理する」
「これならできる!」というレベルから始めると、思った以上にスムーズに続きます。そして、続いていくと、自然と「もうちょっとやろうかな」という気持ちになる。
だいたい5分と決めて始めたことでも、いつの間にか10分、30分と続けていることもありますよね。この「あともう少し」という感覚が、習慣を強化する最強のスイッチです。
習慣は、「続けること」が最優先。
「週3でやろう」ではなく、「今日も1分だけやる」。この意識で始めると、気づいたときには習慣が当たり前になっています。
さて、あなたは今日、何を5分だけやりますか?「ながら習慣」もセットで、早速明日の朝から試してみてください!
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