野菜を薄切りする際に「スライサー」を活用する人は多いと思います。そんな中、スライサーの使用時に指先を切ったり、そいだりして、手をけがする事故が起きているとして、消費者庁がXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。
スライサーを洗うときも注意が必要
消費者庁によると、スライサーで野菜をスライスしていた人が誤って薬指の先を切り、5時間ほど出血が止まらなかった事例があるということです。医療機関で全治3週間と診断されたといいます。
また、調理で使ったスライサーを流水で洗っていたときに右手中指の腹を切る事故や、子どもがスライサーでキュウリをスライスしていたときに右小指を切った事故なども発生しているということです。
消費者庁は、スライサーの使用中の事故を防ぐために、次の対策を行うよう呼び掛けています。
・スライスする時は、手が刃に当たらないか常に意識する。
・食材をつかむホルダーの使用など、製品ごとの使用方法を確認し正しく使用する。
・使用時だけでなく、後片付けなどで洗う際や、保管時なども、刃に触れないように注意する。
・スライスする野菜などが手で持ちにくい場合は、無理にスライサーを使わず包丁の使用を検討する。
・子どもに使わせる際には、安全に使うことができるかを見極めて使わせる。
オトナンサー編集部