1ヵ月に100時間ほど残業し、休日も出勤するのは当たり前……なんて嫌すぎる! アニメ『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』(ABCテレビ、以下『ギルます』)第9話に登場した、ワーカホリックなカリスマ受付嬢のトンデモ発言に震える……!
アニメ『ギルます』(ABCテレビ)は、第27回電撃小説大賞で金賞を受賞した同名ライトノベル(著:香坂マト、イラスト:がおう)が原作。強くてかわいいギルドの受付嬢アリナ・クローバー(CV:高橋李依)が、残業を回避するために規定を破り、ダンジョンのボスを自ら討伐する痛快異世界コメディだ。
第9話で、アリナの職場がギルド本部から忠告を受けた。その理由は、近年働き方改革を提唱しているにもかかわらず、残業時間が他地域と比べて突出して多いから。そこで上司は、残業を減らす特別措置を提案! 「ついに受付嬢が増えるのね!」とアリナは期待するが、上司が「最も有効な業務改善案を出した者に、お誕生日休暇を与える!」と言い出したため、「そうじゃないんだよな~!」とガッカリした。
そんなアリナは、残業解消の糸口をつかむために、伝説のカリスマ受付嬢ロゼッタ・ルーベリー(CV:堀越真己)が講師を務める新人研修へ。ロゼッタは、地味で不人気だった受付嬢の仕事を、超人気の職業にした生きる伝説。受付に多くの冒険者が殺到しても、たった1人で仕事を捌き切る、人知を超えた高い事務能力の持ち主だ。
質疑応答タイムで誰よりも早く挙手したアリナは、「受付嬢の残業は、どうしたらなくなりますか?」とロゼッタに直球質問! ロゼッタは、アリナが3年も残業地獄を味わってきた猛者だと知ると目の色を変え、「残業を乗り越えるための私の秘技を教えます」と微笑んだ。しかし、次にロゼッタが発した言葉は、「残業は、月100時間ほどやります! もちろん、休日出勤もね~!」という信じられないものだった!
ロゼッタいわく、「残業って嫌よね~。でも、大丈夫! 嫌じゃなくなる魔法があるの。それは、お客様に喜んでもらう姿を想像すること!」とのこと。さらに彼女は、「仕事を仕事と思うから辛いの。仕事は恋人。寝ても覚めても仕事のことが、お客様のことが、頭から離れない……この境地までたどり着けば、あなたも労働という概念から解放された、スーパー受付嬢になれるわ!」と続けた。
聖母のような慈愛に満ちた表情で恐ろしい発言をするロゼッタに、受付嬢たちはドン引きだ。特にアリナは、期待していただけあって大ショック。「ただのワーカーホリックじゃん……」と絶望し、その後は壊れた人形のように「ワーカーホリック怖い……ワーカーホリック怖い……」と呟くしかできなかった。
アリナの過酷な労働環境は、いつか改善されるのか!? 『ギルます』(ABCテレビ)の第9話は、3月8日の深夜2時30分より放送された。