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『マトリックス』『ジョーカー』の制作会社ヴィレッジ・ロードショーが破産

  • 2025.3.18
2019年に公開された映画『ジョーカー』 写真提供:AFLO

映画「マトリックス」や「ジョーカー」、「オーシャンズ」シリーズなどを手掛けてきた映画制作会社ヴィレッジ・ロードショーが、現地時間3月17日に破産申請を行った。

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Deadlineによると、同社は1997年に設立。以来、前述の3シリーズのほかにも、 『華麗なるギャツビー』や映画版「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズ、『ハドソン川の奇跡』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『アメリカン・スナイパー』、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』など100本以上の映画を制作してきた。

しかし、この数年は、『マトリックス リザレクションズ』の劇場公開同時配信をめぐるワーナーブ・ラザースとの訴訟が長引き、裁判費用が1800 万ドル(約27億円)にまで膨れ上がったこと、また手掛けた映画やドラマシリーズの失敗が重なったことで、経営状態が悪化。2024年には脚本家への支払いが滞り、全米脚本家組合(WGA)から業務停止命令を出されるなど、苦境に立たされていたようだ。

昨年は会社の売却も試みられたが、長年のパートナーであったワーナーブラザースとの訴訟が長期化していることが嫌われ、実現しなかった。今年1月にはCEOのスティーヴ・モスコが辞任、最高事業再建責任者にAccordion Partnersのキース・メイブが起用されていたという。

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