「新宿御苑」は、広大な敷地を持つ美しい公園で、都心にありながら自然を感じられる貴重な場所。整形式庭園・風景式庭園・日本庭園を巧みに組み合わせた庭園は、広さ58.3ha、周囲3.5kmの規模を誇り、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれています。 もともとは江戸時代に高遠藩主内藤家の江戸屋敷地の一部に造られた庭園で、明治時代に皇室の庭園として整備された後に一般公開され、現在では都民や観光客に愛される憩いの場となっています。
都内随一の桜の名所!春らんまんの「新宿御苑」でお花見
四季折々の自然が楽しめる「新宿御苑」は、約70種類約900本の桜を植栽した都内随一の桜の名所。2月のカンザクラから4月下旬のカスミザクラまで個性豊かな桜が見頃を迎え、絶好のお花見スポットとして親しまれています。
都心にありながら四季折々の豊かな自然と触れ合える場所
色とりどりの花が咲きそろい、園内を華やかに彩る春らんまんの「新宿御苑」。園内ではさまざまな植物が栽培され、豊かに茂る約1万本の樹木とともに、春の桜、夏の緑、秋の菊と紅葉、冬の温室と冬景色と、都心にありながら一年を通して自然に触れられます。
「新宿御苑」の歴史と文化を学べる「新宿御苑ミュージアム」
2022(令和4)年に開設された「新宿御苑ミュージアム」では、四季の植物展示やデジタル史料集などが楽しめます。新宿御苑の歴史と文化を映像・音声でわかりやすく展示しています。
国指定重要文化財「旧洋館御休所」も一般公開中
皇族が温室で植物を鑑賞する際の休憩所として1896(明治29)年に創建された「旧洋館御休所」。建物は宮内省匠寮により設計され、アメリカの建築様式スティック・スタイルを基調とした木造の洋館です。1924(大正13)年当時の姿に復元する保存改修工事を経て、現在は国の重要文化財に指定されています。
熱帯・亜熱帯の植物を中心に約2700種を栽培する「温室」
1875年(明治8)に建てられたガラス張りの温室がルーツで、2012(平成24年)に絶滅危惧種の保存・展示を行う環境配慮型の温室となりました。ガラス張りの温室内は山岳地帯の熱帯植物や沖縄・小笠原の亜熱帯植物、熱帯低地の熱帯植物などのセクションに分かれ、さまざまな植物が展示されています。
都心にあるとは思えないほどの広大な敷地に広がる「新宿御苑」。豊かな自然の中、都会の喧騒を忘れてゆったりした時間を過ごせる癒やしスポットでお花見はいかがですか。