Text by 井上大輔(編集部)
かつて世界最強リーグと謳われたセリエAのなかで無双を誇ったユヴェントス。だが、近年はその輝きが失われている。
チアゴ・モッタ監督が就任した今季もここまで5位となっており、この2試合は0-4、0-3で惨敗。
ユーヴェ史上歴代1位の出場記録持つ元イタリア代表アレッサンドロ・デルピエロもチームの現状を嘆いている。『Sky』でこう指摘していたそう。
「感情的になっているのでコメントするのは難しい。最も深刻な兆候は、反撃がなかったことだ。
相手のパンチに対して反応がないのは、本当にレベルが低いということ。これは明らかにユヴェントスの精神を反映していない。選手や監督が全力を尽くしたと考えることはできない。
0-3で負けているのに、ディフェンダーを3人投入?選手、監督、経営陣を責めるつもりはないが、これは環境の問題だ。殴られたら、やり返さないわけにはいかない。2試合で7失点を喫したのだから、他に何を言うべきだろうか」
0-3で敗れた16日のフィオレンティーナ戦では、途中投入したDFアンドレア・カンビアーゾが負傷交代を強いられたこともあり、ディフェンダー3人を投入することになった。
ライバルに相手に十分な反撃を見せなかった姿勢をありえないと嘆いていたようだ。
ちなみに、デルピエロはサッカー界随一の親日家。『キャプテン翼』や『ルパン三世』のファンであるほか、日本の『ワールドプロレスリング』にも夢中だった。東日本大震災が発生した後には日本円にして2000万円ほどを寄付している。