1. トップ
  2. エンタメ
  3. レディー・ガガ「年寄り扱いしないで!」 38歳での受賞スピーチで音楽業界の年齢差別に反論【動画あり】

レディー・ガガ「年寄り扱いしないで!」 38歳での受賞スピーチで音楽業界の年齢差別に反論【動画あり】

  • 2025.3.18

レディー・ガガ(38)が、2025年3月27日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催されたiHeartRadio Music Awardsで「イノベーター賞」を受賞した。

「イノベーター賞(Innovator Award)」は、音楽業界において革新的なアーティストに贈られる特別な賞。既存のルールや枠組みにとらわれず、新しいスタイルや表現を生み出し、影響を与えたアーティストが選ばれる。

受賞スピーチでは、年齢を理由にポップスターとしての価値を決めつける風潮に対し、彼女らしい力強いメッセージを発信した。

【動画】レディー・ガガ 受賞スピーチ / iHeartRadio Music Awards イノベーター賞

私はまだまだこれから

レディー・ガガはスピーチの冒頭で、「38歳でキャリア全体を称えられるのはちょっと不思議な気分」と話しつつ、「音楽をずっとやってきた気もするけど、まだ始まったばかりとも思う。世間では30代後半の女性ポップスターを“年寄り”なんて言うこともあるけど、それって本当におかしいよね。私はまだまだこれからよ!」と力強く宣言した。

レディー・ガガは音楽業界での挑戦についても触れ、「革新って、ルールを破ることじゃなくて、自分のルールを作って、それを世界に認めさせること」と語った。

「みんなに『無理だ』って言われたことでも、やり続ければ、それがいつの間にか新しい常識になる」と、自身の経験を交えて話した。

祖母への敬意と音楽のルーツ

また、レディー・ガガはイタリア系アメリカ人の祖母たちに敬意を表し、「彼女たちはテクノロジーやアートを発明したわけじゃない。でも、未来を切り開く“可能性”を生み出した。そんな祖母たちは、私にとって最高に偉大な女性たちよ」と語った。

さらに、彼女が影響を受けたアーティストとして、マドンナ、グレイス・ジョーンズ、キャロル・キング、スティービー・ワンダー、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン、チェルなどの名前を挙げ、特にトニー・ベネットについては「彼は私に、クラシックを大切にしながらも、それに縛られないことの大切さを教えてくれた」と感謝を述べた。

レディー・ガガはファン「リトルモンスターズ」やLGBTQ+コミュニティへの感謝も忘れず、「世界が耳を傾ける準備ができる前に、あなたたちは私に勇気を教えてくれた。あなたたちの存在が世界を変え、私の勇気の源になっている」と熱いメッセージを送った。

決して変わらないで

最後に、彼女はすべてのアーティストへ向けて、「『違う』『変わってる』『やりすぎ』なんて言われても、決して変わらないで。世界は、ただのコピーじゃなく、あなた自身のオリジナルを求めてるんだから」と力強く呼びかけた。

最近のインタビューでは、一時は音楽を諦めかけたことがあったものの、それでも夢を捨てなかったことを明かした。「辞めようと思ったことは何度もあった。でも結局、私はまだここにいる。それが何よりの答え」と語り、3月7日にリリースした最新アルバム『メイヘム』への期待をにじませた。

「まだまだこれから!」と語るレディー・ガガ。その言葉通り、これからも彼女の活躍に目が離せない。

元記事で読む
の記事をもっとみる