“揚げているのに柔らかいタコス”として、沖縄で観光客にも地元民にも人気の「沖縄タコス」が、東京・浅草に初上陸。新仲見世商店街のミニフードコート内にオープンした「浅草タコス」にて、沖縄でしかなかなか食べることができなかったタコスを提供している。
店ごとに個性がある「沖縄タコス」
「沖縄タコス」は、トルティーヤ(生地)を「揚げているのに柔らかいタコス」のこと。歴史は古く、60年以上前から続く老舗タコス屋をはじめ、沖縄には30軒以上の専門店がある。
揚げているのに柔らかいトルティーヤ(生地)という特徴は共通だが、店により違いがあるとか。トルティーヤは、とうもろこし粉だけでなく小麦粉を混ぜているため、独自の食感が生まれ、配合だけでなく生地の作り方や揚げ方によっても食感や味わいが異なる。薄皮パリパリなタイプや厚くて大きいもの、具材も牛や豚だけではなく、チキンや魚を挟んでいる店もある。
「沖縄タコス」愛好家は、タコス屋を巡り、自分好みのお店を見つけることも楽しみ方のひとつになっているそう。芸能人やスポーツ選手にも「沖縄タコス」好きを公言する人が増えてきている、話題のグルメだ。
観光地での出店で世界中の人に魅力を伝える
「浅草タコス」代表の堀越元太氏が、レシピは門外不出と言われることも多い「沖縄タコス」を、4年の歳月をかけて研究した末、理想に近い沖縄タコスを完成させた。これまではシェアキッチンやイベントで提供してきたが、大好きな「沖縄タコス」を日本中・世界中の人に知って欲しいとの思いから、日本を代表する観光地の浅草での開店を決めた。
外国人観光客が多く訪れる観光地で「フチはカリっと、中心はモチっとしている揚げたて」を提供することで、世界中の人に「沖縄タコス」の魅力を伝えていく。
また、開店に向けて実施したクラウドファンディングでは、1週間で目標金額の100万円に到達でき、想像以上に多くの人が「沖縄タコス」への興味関心があることも実感しているという。
1種のみのタコスにトッピングでアレンジ
タコスメニューは、自家製のトルティーヤを味わってほしいということで、タコミートとレタス、トマト、チェダーチーズが入ったシンプルなタコス1種類のみ。タコミートは国産の牛と甘みが強い岩中豚の合いびき肉を使用。良質な肉を使うことでスパイスを最小限にしても美味しさを感じられ、子どもでも食べられる優しい味わいのタコスになっている。
また、お好みでピリ辛のサルサソースや、更に辛いモノが好きな人は沖縄そばにかける「コーレーグース」を追加することができる。食卓塩も用意しており、レタスやトマトへかけるとスイカのように甘みが増すので、試してみよう。各種調味料で、自分好みにアレンジもできるのもポイントだ。
価格は「沖縄タコス4ピース」1,280円(税込)、180円追加で好きなソフトドリンクが選べるお得なセットを用意。食べ歩きやおやつにぴったりの「2ピースセット」680円(税込)もあり、浅草グルメを楽しみたい人にはこちらがおすすめ。
厳選したドリンクがラインアップ
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沖縄タコスとペプシコーラは相性ピッタリ[/caption]
ドリンクは、沖縄県の名護工場で製造されたオリオンビールや、泡盛ハイボール(暖流ハイボール)、青アガベ100%のテキーラソーダなどのアルコールメニューから、ペプシコーラやバヤリースオレンジなど「沖縄タコス」をより美味しく味わえる、厳選したドリンクがラインアップしている。
開放的な屋上で味わうこともできる
店舗は、雷門から徒歩3分の新仲見世商店街のミニフードコート内にある。
フードコートには、テーブル席のほか、スカイツリーが見える開放的な屋上のイートインスペースもあり、揚げたての同商品をのんびり味わえる。トイレも完備しているので、子ども連れでも安心して過ごすことができる。
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浅草タコス マスコットキャラクター「オキタコマン」[/caption]
「浅草タコス」を訪れて、元々沖縄タコスが大好きな人も、これを機会にはじめて知った人も、メキシカンタコスともアメリカンタコスとも違う第三のタコス「沖縄タコス」を味わってみては。
■浅草タコス Asakusa Tacos Produced by OKITACO(オキタコ) 住所:東京都台東区浅草1-29-2VillaApex新仲見世2階 Instagram:https://www.instagram.com/asakusa.tacos 食べログページ:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13305072
(山本えり)