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和田明日香「じゃあ悔しいからじゃないですか」春風亭一之輔がマイルを“貯めない”理由のオチに爆笑<和田明日香とゆる宅飲み>

  • 2025.3.18
「和田明日香とゆる宅飲み」 (C)BSテレ東

【動画】落語好きの和田明日香、春風亭一之輔との共同作業

料理家・食育インストラクターの和田明日香がゲストを招き、リラックスして“宅飲み”するようすを映すBSテレ東の人気番組「和田明日香とゆる宅飲み」(毎週火曜夜10:00~)。3月11日の放送では、当代きっての人気落語家と言われる春風亭一之輔が登場した。

ゲストとして招かれたのは和田も注目の落語家・春風亭一之輔

3月11日(火)放送のゲストは、落語家の春風亭一之輔。2012年に21人抜きで真打(寄席の番組で1番最後に出る資格をもつ落語家)に昇進し、いまや年間約900席もの高座にのぼる。チケットが取れない当代きっての人気落語家として話題の人物だ。

一之輔は中村酒造場(鹿児島)の「なかむら(芋焼酎)」、ツマミの勘場蒲鉾店(鹿児島)の「つけあげ(さつま揚げ)」、ドライフルーツやコーンフレークなどが入ったまるたや洋菓子店(静岡)の「あげ潮」などなど、さまざまなお土産を持参。和田がお土産を整理しながら「なに飲みますか?」に対して、「え、もう飲むんですか!?」と驚かれながら和田と一之輔のゆる宅飲みがスタートした。

「会いたかったです、私は」と切り出した和田は、高校生の時から落語が好きだと語り始める。きっかけになった柳家喬太郎の独演会に足を運ぶこともあると話していると、興が乗ったのか一之輔はビール缶を先に1つ開けてしまう。最初に初対面の人と話すのが苦手と言っていたので、それでグイグイ進んだのかもしれない。

その後、一之輔に手伝ってもらいながら完成した「炙りさつま揚げ」を食べている最中にちょっとした事件が。さつま揚げをしょうゆに付けて食べようとして落としてしまい、着物にしょうゆがかかってしまったのだ。「これ洗えるやつなんで、洗濯機で」と笑う一之輔は、羽織を脱いでから「故あって羽織を脱ぎました」とウィットに富んだジョークで笑うのだった。

一之輔の思わぬ言葉に驚きを隠せない和田

その後は夫婦の絆を描いた人情噺の落語、「芝浜」の話題に。何度聞いても泣けるほど大好きな和田は、夫婦のどちらの気持ちもわかると楽しそうに語る。そのなかで和田が「でもね、一之輔さんの落語をApple Musicで聞いていると…ピーは入らないんですけど、うにゃにゃにゃみたいな、なんか早送りが入って。たぶん言っちゃいけないこと言ったんだろうなみたいな」とツッコむ和田。

それを受けて一之輔は、あるあると笑って「だって言っちゃいけないことを言った方が楽しいし、お客も喜ぶじゃない」「ライブって秘密クラブみたいなもんだから」と語る。チケットを取って来てくれているお客には自分と同じ価値観で笑ってもらいたいという、一之輔の落語家としての一面が垣間見えた。

酒が進み、料理を味わいながら過ごす2人の話題は「芝浜」がきっかけで“財布の中身”に。「見られて嫌なものが入ってますよね、財布ってね」という一之輔に、「ないですよ」という和田。しかし一之輔がポイントやマイルの話を振ると、ポイントカードは苦手だがマイルは溜めているという。すると一之輔は「まだまだですね」と腕を組んで笑う。一之輔は出張の多い仕事にもかかわらず、「マイル…貯めない」と謎の主義を明かす。

せっかく貯まるはずのマイルを貯めない…これを」もったいない」と思う人は“まだまだ”だという一之輔。落語家の中でもっとも飛行機に乗っているのは自分と語るのだが、「旅費が自分持ちではない」というのがポイントらしい。交通費をもらっておきながら、発生するマイルは自分の手元に貯めるというおこないは「泥棒です」と力説。耳が痛そうな表情の和田は「薄々勘づいてはいました」とこぼしたが、一之輔は顔をそらしながら「でしょ?で、僕もう一個言いたいのが、1回貯めると今まで貯めてこなかった後悔が…」と続けた。

「じゃあ悔しいからじゃないですか貯めないのは!散々良い人みたいなこと言ってるけど!」とツッコむ和田に、「良い人ってのはだいたい裏面もあってですね…」と開き直る一之輔。人気ヒーローもそうであるように、自分にも両面があるのだと笑う。「今からでも遅くないですよ」という和田に、一之輔は「いやいや絶対貯めない!貯めたら貯めたで、もうホント貯めなきゃイヤになっちゃう」と固辞する。

番組の最後に和田は、「『一之輔さんをひとり占めしてるなあ』という感動もありつつ、心が忙しい感じでした」と笑顔に。何でもない話のはずなのに非常に楽しい時間だったとして、プロを感じたと語っていた。

「和田明日香とゆる宅飲み」 (C)BSテレ東

茶化し合い、笑いの絶えない和田と一之輔の時間

和田も話していたが、噺家のトーク力をまざまざと見せつけられる回だった。「マイルを貯める人はまだまだ」といった強いワードに、「悔しいから」と和田がツッコめるオチを作る手際は見事。敵を作らない硬軟織り交ぜた話しぶりだ。

ただ落語家や芸能人としてだけでなく、夫婦生活などの話題も多かった今回。茶化しあいつつも、普段は聞けない一之輔のプライベートに一歩踏み込んでいた。とはいえドライになんでもない酒の肴の1つとなったのは、レアな情報を掘り出そうという心構えのない和田の自然体があってこそだろう。

ファンだという落語家相手でも、あくまでフラットな姿勢で応対して見せた和田。今回の放送で登場したレシピは、番組公式Instagramに掲載される。

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