東京・春・音楽祭実行委員会は、春の上野を舞台にした国内最大級のクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭2025」を、3月14日(金)~4月20日(日)の期間で開催している。
会場は、上野恩賜公園一帯、東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、旧東京音楽学校奏楽堂、東京国立博物館、国立科学博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館などだ。
開幕イベント実施
「東京・春・音楽祭2025」は、桜前線の知らせが聞こえ始める3月中旬に始まり、街が桜色に染まり、花吹雪から新緑を感じるまでの間、街が華やかに変化するときの躍る心をクラシック音楽で祝いたいと2005年に始まった。
21回目の春を迎える同音楽祭は、3月14日(金)に開幕。音楽祭の主会場である東京文化会館では、日本一に輝いた正則学園高校 花生け男子部が、無料のミニ・コンサート「桜の街の音楽会」に参加し、音楽と生け花の競演でオープニングの日を華やかに盛り上げた。
開幕公演はベルリン・フィルのメンバーによる室内楽。会場はもちろん、ライブ・ストリーミング配信でも多くの人が楽しんだそう。
翌15日(土)からは、東京文化会館での公演に加え、「東京・春・音楽祭」ならではのミュージアム・コンサートや、街角の無料ミニ・コンサート「桜の街の音楽会」が連日開催中だ。
「東京・春・音楽祭2025」見どころ
今年は、3つのオペラ作品や3つのオーケストラの公演、名匠ヤノフスキ氏が指揮するワーグナー&ベートーヴェンの晩年の傑作、国内外一流アーティストによる演奏会、上野公園の美術館・博物館を舞台にした「ミュージアム・コンサート」など、有料無料含め約150公演を予定している。
また、上野を離れた大手町では、子どもたちがクラシック音楽と出会う場となる「東京春祭 for Kids」が準備中。街の一角にオペラの舞台が出現し、バイロイト音楽祭総監督のカタリーナ・ワーグナー氏の監修のもと、歌手やオーケストラが作品に向き合う日々が始まる。
さらに、「桜の街の音楽会」など無料イベント多数開催されるほか、高音質・高画質・自由視点映像でのライブ・ストリーミング配信も実施される。
イベント&キャンペーンも開催
「東京・春・音楽祭2025」では、開催にあわせて様々なイベントやキャンペーンを展開している。
同音楽祭期間中、JR上野駅3階コンコースに駅ピアノが登場。約40日間にわたって、上野駅を音楽で満たす。利用可能時間は、10時~20時だ。
また、東京文化会館館内の小ホールスロープでは、多摩美術大学の学生が昨年の「東京・春・音楽祭」出演者を撮影した写真を展示している。
[caption id="attachment_1314878" align="aligncenter" width="600"]
2024年開催の様子[/caption]
さらに、上野恩賜公園内「うえの桜フェスタ」噴水広場会場イベントステージにて、3月23日(日)10時~11時と12時~13時、4月3日(木)11時~12時と13時30分~14時30分に、指揮者体験ができるイベントを実施。参加無料、事前申し込みなしで参加できる。
そして、「東京・春・音楽祭2025」の公演会場と、対象の上野の店の両方で特典が受けられるキャンペーンも実施中だ。
春の上野をクラシックとともに楽しめる「東京・春・音楽祭2025」に参加してみては。
■東京・春・音楽祭2025 期間:3月14日~4月20日 会場:上野恩賜公園(東京)一帯、東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、旧東京音楽学校奏楽堂、東京国立博物館、国立科学博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館ほか URL:https://www.tokyo-harusai.com
(Higuchi)