今回ご紹介するのは、筆者の知人が体験した【大人になってからの友人トラブル】です。なかなか子供が授からなかった時、「(子作りを)もっと頑張った方がいいんじゃない?」と言ってきた友人。しかしいざ子供ができると、とんでもないことを言い出して……!?
いつも私に「子供は絶対作った方がいいよ、可愛いよ!」と勧めてくる幼馴染
私は旦那と共働きで1人娘を育てる、アラフォー会社員です。30歳の時に結婚し、生まれ育った地元で暮らしています。
結婚した時から「できれば子供が欲しい」とは思っていましたが、なかなか授かれず。周りの友人たちは既にママになっている子も多く、幼馴染のA子もその一人でした。
私が結婚した時、A子には子供が3人いて、いつも私に「子供は絶対作った方がいいよ、可愛いよ!」と勧めてきました。時には「もっと頑張った方がいいんじゃない?」なんて言われることも。
A子は昔から無神経なことを言う時があり、慣れてはいたものの、密かに傷ついていた私。しかし数年後に不妊治療の末、ついに私も子供を授かることができたのです。
A子も「ちょっと高齢出産だけど、本当におめでとう!」と余計な一言を加えつつも、祝福してくれました。しかしその後、子供が原因で私たちの仲が崩れることになるとは、思いもしませんでした。
娘を連れて友人の家に遊びに行ったら、友人の子供たちが「ずるい」
私が娘を出産した頃には、A子はさらに双子を産んで、合計5人の子供たちのママになっていました。そして私が初めて娘を連れてA子の家に遊びに行った時に、事件は起こったのです。
A子の子供たちは、うちの娘を見て「この赤ちゃん、綺麗なお洋服着て、ずるい。私たちは古着やきょうだいのお古ばかりなのに」と文句を言ってきました。
するとA子も「うちは大所帯で、私は専業主婦なんだから余裕ないの。少しは気を使ってよ」と言ってきたので、配慮が足らなかったと思い、素直に「ごめん」と謝った私。
しかし、A子の子供たちは「私たちも綺麗なお洋服欲しい」と一斉に泣き出してしまいました。
するとA子が上目遣いで「あなたは正社員だし、子供も一人だけだから生活に余裕あるでしょ? だから……ね、わかるでしょ?」と遠回しに『うちの子供たちにも新品の服を買え』と言ってきたのです。
私が断っても「うちの子供たちがかわいそうだと思わないの?」と逆ギレする始末。私はそのままA子の家を出て、その後A子とは全く会わなくなってしまいました。
後日、共通の知人にその話をすると、A子は他の子持ちの友人たちにも、同じように「うちの子の分も買って」とねだっているようで、そのせいで距離を置いている人も多いとのことでした。
A子にも色々と事情があるのかもしれませんが、今のA子とつきあい続けることはできません。早く元のA子に戻ることを祈るばかりです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。