Text by 井上大輔(編集部)
英2部のコヴェントリーで活躍する坂元達裕。
日本代表経験もある28歳の技巧派レフティは、世界的スターだったフランク・ランパード監督からも「大好き」と称賛されている。
コヴェントリーが3-0で勝利した15日のサンダーランド戦では坂元に対する相手のプレーが物議を醸しているようだ。
坂元が倒されたことがきっかけで乱闘沙汰が勃発。コヴェントリーの同僚たちは坂元の応援に次々に駆け付けたそう。
『Coventry Telegraph』によれば、ランパード監督は「うちの子たちはよかった。互いに団結し、まとまりがあることを見せつけたよ」と助け合うチームスピリットを讃えていたそう。
坂元にパンチを見舞った相手DFトライ・ヒュームにはイエローカードが提示された。
ただ、『Football Insider』によれば、英国審判員統括機関であるPGMOLの元トップで、FIFA役員も務めたキース・ハケット氏は、退場にすべきだったと指摘したそう。
「レッドカードなしで済んだのはラッキーだった。明らかに相手を殴っており、レッドカードに値する違反行為。彼は自分が何をしたかを分かっている。
一般的にこのようなインシデントの再審には消極的だが、この件に関しては見直す必要がある。なぜなら、この男はあのようなことをしたのだから、試合から追放されるべきだからだ」
イエローカードで済ますのではなく、遡及的処分を下すべきとのこと。
なお、この試合の結果、4位サンダーランドと5位コヴェントリーは勝点38で並ぶことになった。