Text by 井上大輔(編集部)
W杯アジア最終予選に向けた日本代表に招集された守田英正。
29歳のMFはポルトガルのスポルティングCPで主力として活躍しているが、今季は怪我によって度々離脱を余儀なくされた。
15日のファマリカン戦で49日ぶりに先発に復帰したが、疲労のために自ら交代を申し出て、後半28分でベンチに下がった。
そうしたなか、ポルトガル紙『Leonino』は、守田の日本代表合流についてこう伝えていた。
「この日本人MFは、リスボンと埼玉の間を約30時間、2万キロ以上移動しなければならないため危険な状況にある。
守田の状況がスポルティングにとって心配なものであることを忘れてはならない。
ルイ・ボルジェス監督にとって重要な存在である同選手は、数週間にわたり身体的な問題で欠場していたが、最近復帰したばかり。
まだ100%ではない守田は、ポルトガルに留まっていた場合に取れたはずの数日間の休息を失うことになる。代表選手のなかで国内に戻ってくるのは彼が最後になるはずだ」
これまでも守田は代表遠征からポルトガルに帰国した後にコンディションを崩すことがあっただけにクラブは憂慮しているようだ。
また、『Record』も「29歳の守田は移動距離の点ではまさに伝説的な記録を打ち立てるだろうということを忘れてはならない。これから、ポルトガルと日本を往復し、30時間、2万キロ以上の旅に出ることになるのだ」と伝えていた。