Text by 井上大輔(編集部)
伊東純也、中村敬斗、関根大輝の日本代表トリオが所属するスタッド・ランス。
フランス1部リーグで降格の危機に晒されており、シーズン中に監督交代に踏み切った。
0-0のスコアレスドローとなった16日のブレスト戦では伊東がベンチスタートになり、後半途中から出場。
32歳になった伊東はチームの攻撃を牽引する主軸であり、リーグ戦でのベンチスタートは今季初だった。また、10番を背負う31歳のMFテディ・テウマはベンチ外。
『L'Équipe』によれば、サンバ・ディアワラ監督は「彼は先発しない必要があったかもしれない、刺激を受けるために」と伊東について話していたそう。
また、テウマについては、「彼の最近のパフォーマンスは期待に応えられていない」と説明。刺激を与えるために主軸二人を外す荒療治に出たようだ。
スタッド・ランスは連敗を6でとめたものの、昨年11月末以降はリーグ戦で一度も勝てておらず、6試合連続無得点と苦しんでいる。
ただ、前節の試合後に「魂がない」と憤慨していたディアワラ監督は、「久しぶりにチームを見ているような気がした。団結していた」と手応えを口にしていたという。
18チーム中15位のスタッド・ランスと低迷しているが、伊東の起用法がどうなるのか注目だ。