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56歳の米女優、変わらない体形の秘密は「ごほうびのマティーニとピザを友人と楽しむ時間」過去にはブラピと結婚期間も。

  • 2025.3.19

ジェニファー・アニストンのウェルビーイング

女優ジェニファー・アニストンのウェルビーイングに対するアプローチは、金銭的・時間的なゆとりのレベルに関わらず、私たち全員が参考にできるもの。

現在56歳のジェニファーが健康のために取っているのは、毎日の80%を健康的な習慣に、残りの20%を贅沢や楽しみに充てる“80:20アプローチ”。

ジェニファーが『Allure』誌に語ったところによると、このアプローチには「ハードドラッグ(依存性の高い薬物)以外の制限が何もない」そう。「人生は楽しまなくちゃ。80%はヘルシーなことをするけれど、残りの20%ではマティーニを片手にピザやハンバーガーを食べながら、友達と夜更かしをすればいい。要はバランス」

昔からジェニファーは、厳しいルールで自分を縛る代わりに、無理なく続けられる穏やかなアプローチを選んできた。「私と友達は昔から楽しむのが得意でね。もう30年、35年やってきたから分かるけれど、美味しいマティーニは最高のリラクゼーションになる」

自分に対する接し方は?

もちろん、自分に対する接し方も柔らかい。「自分には厳しくしすぎないようにするのが大事。いまは、ただでさえ世の中が厳しいし、攻撃的でネガティブだから」

ジェニファーは、私たちと同じように睡眠の質を高める努力もしているけれど、「睡眠と私の関係は本当に複雑」と言うだけあって、ルーティンの構築には少々苦労している様子。「平日は夜10時に全てのデバイスをオフにして、ベッドの中で世界が真っ暗になるのをひたすら待つ」。また、心身をリラックスさせるために「朝は瞑想、寝る前にはストレッチをしている」そう。

ジェニファー・アニストン流「80:20アプローチ」の始め方

80%はヘルシーに:現実的な習慣を築く

公認管理栄養士のリマス・ゲイガ博士によると、80:20アプローチを取り入れれば、心身の健康を無理なく長期的に管理することができる。「最初の80%は、栄養価の高い食事、定期的な運動、十分な睡眠にフォーカスする時間です」

「まずは、平日に健康的な食生活と運動を続けるための現実的な目標を立てましょう」と説明するのはセラピストのダニー・ゼイン氏。「作り置きをしたり、栄養のあるおやつを選んだり、短いワークアウトをスケジュールに組み込んだりするといいですね」

一方、フィットネス・栄養・ウェルビーイング専門家のペニー・ウェストン氏によると、フィットネスで大事なのは毎日自分を限界まで追い込むことではない。「80:20アプローチにおける最初の80%では、自分が楽しめる形で体を動かし、健康全般をサポートすることに専念します。残りの20%では、新しいことに挑戦したり、ゆっくりしたりしてください」

20%は贅沢に:日時を決めて、罪悪感なしで楽しむ

「週末や特定の日は、自分に“ご褒美”をあげるために使いましょう」とゼイン氏。好きなドラマを一気に観るもよし、ワークアウトを休むもよし。

「ダラダラする日や休む日をあらかじめ決めておいたり、SNSにタイマーを設定したりして、意図的に自分を休ませるようにしてください」と話すのは、パーソナルトレーナーで栄養コーチのサラ・キャンパス氏。「大事なのは、完璧にすることではなく一貫して継続すること。生産性を重視したい気持ちは分かりますが、心身の健康を支えながらも楽しめる、サステナブルな生活習慣を築きましょう」。

ウェストン氏も「心や体が休みたいと言っているときは、自分に休む許可を与えてください」と言っている。

「80%の基礎があってこそ、罪悪感や大きなデメリットを感じることなく20%を楽しめます」とゲイガ博士。「大事なのは、その20%で度を超えるようなことをせず、ゆっくりと健康的なルーティンに戻ることです」

自分の習慣を見直そう

「自分の習慣を1~2週間記録して、現状を把握すると同時に、調整が必要なエリアを特定しましょう」とゲイガ博士。「そうすれば、自分のライフスタイルに合った形で80:20のアプローチを取り入れることができます。このアプローチの成功には、計画性と自覚が欠かせません」

「私たちの体は、自分に必要なものを知っています」とウェストン氏。そのため「80:20アプローチでは、そのニーズに耳を傾け、80%の時間は健康にフォーカスし、残りの時間は自分の体に任せることが大切です」

※この記事はイギリス版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text: Kate Cheng Translation: Ai Igamoto

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