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【縁結びの城!?】国宝&世界遺産、島根県は歴女も喜ぶ旅スポット!

  • 2016.4.18
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【縁結びの城!?】国宝&世界遺産、島根県は歴女も喜ぶ旅スポット!

【TOKYO今ココ総研】vol.50 写真・文:村上ゆき

“縁結び” や “美肌” に効く女子旅オススメスポットとして調査をすすめてきた “ご縁の国しまね” こと島根県。これまで、日本初!? の新婚旅行の地と言われる『飯南町』や、日本最古の美肌の湯『玉造温泉』、縁結びの聖地『出雲大社』など、女子にはたまらないスポットをたくさん調査してきましたが、国宝や世界遺産もあるのです!! 島根女子旅、最終回はそんな歴史的にも価値のあるスポットに注目します!

昨年国宝に指定!

平成27年7月8日に国宝に指定された『松江城』。別名 “千鳥城” とも呼ばれる美しいお城。日本さくら名所100選や都市景観100選にも選ばれています。

島根県を調査しているanan総研メンバー。左からこままりえさん、北真理子さん、浅香ユウさん。

江戸時代以前に建設され現代まで保存されている現存天守は、日本に12城あるのですが、国宝に指定されているのは松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)と松江城の5つだけ。

天守には『国宝指定書』が飾ってあります!

天守は天守は6階建て(4層5階地下1階)で、最上階からの眺めは最高! 宍道湖や松江市街を一望できます!!

この日はあいにくの曇り空でしたが、晴れたらもっと素敵な見晴らし!

実は縁結びスポット!?

『松江城』は、意外にも縁結びスポット。なんと、“ハートの石垣” があるんです! 見つけると幸せになるのだそう。

ハートの石垣がある場所はメンバーの頭上あたり!

さらに、柱には “ハートの木目” が。こちらに触ると、良縁にめぐまれるのだとか。絶対に見つけたい!

「ハートの木目なんて初めて見ました!!」と驚く北真理子さん。ハートの木目は1階の柱にありますよ!!

堀川めぐり遊覧船

松江城に来たらぜひ乗りたいのが、『ぐるっと松江 堀川めぐり遊覧船』。松江城を守るために作られた堀は、築城400年の時を越えた現在もそのままの姿を残しています。別名 “水の都” と言われる松江の城下町の景色を、メンバーも船の上からゆっくり眺めることに。

靴を脱いで、乗船!全長約8m、幅約2mの小さな船です。

いざ出発! ワクワクの浅香ユウさん

冬の間はこたつがあるので、寒さもへっちゃら! こたつでぬくぬく暖まりながらの堀川めぐりは女子旅にもぴったり。

冬季限定のあったかこたつ。

船頭さんが歴史や見所スポットを解説してくれます。歌もうたってくれました!!

船頭さんのガイドに大盛り上がりのメンバーたち。

遊覧船から見る松江の城下町は、タイムスリップしたかのような素敵な雰囲気。

遊覧船は、堀川にかかるたくさんの橋をくぐります。その中でも、船の屋根を下げてくぐる橋が4つあるのです!! どんどん下がってくる屋根に、無事に橋をくぐれるのかドキドキ!!

屋根が下がるたびに「キャー!!!」と歓声が。

なかでも、『うべや橋』は1番暗くて、幅もギリギリ。アトラクションに乗っているかと思うほど、大盛り上がり!

うべや橋は真っ暗!! 船が壁にぶつかるほど幅もギリギリです。

北堀橋付近からは松江城の天守も見ることができます。

内堀と外堀の一部約3.7kmのコース。約50分ほどの遊覧はあっという間でした。

松江グルメと言えば『出雲そば』

松江城を堪能したメンバーたち。次に向かったのは松江グルメの代表『出雲そば』のお店。『出雲そば』は、岩手県のわんこそば、長野県の戸隠蕎麦と並び、日本三大そばの一つです。今回メンバーが伺ったのは、あの有名グルメクチコミサイトでも大人気のお店『ふなつ』。

「出雲そばが食べられるー!」と嬉しそうなメンバーたち。

『出雲そば』は、玄そばの挽きぐるみのそば粉を使っており、普通のおそばより風味が強く、黒いのが特徴。『ふなつ』では、高冷地の奥出雲町の契約農家に栽培を依頼し、自家製粉を使用しています。

千鳥割子(980円)。ウズラの玉子、とろろ、かまぼこがトッピングされた割子そば。

出雲そばは、3段の丸形の漆器を重ねた割子そばが有名。ツユを直接かけて食べます。3段重ねの1番上のそばを食べたら、残ったツユを2段目にかけ、3段目も同様に食べていくのが食べ方なのだそう。

本当は器を重ねて食べるのが正解です。茹でたそばとそば湯をそのまま器に入れ、ツユをかけて食べる『釜揚げそば』も有名。

国宝『松江城』と、松江グルメ『出雲そば』を堪能したメンバーたち。次に向かったのは……?

世界遺産 石見銀山遺跡

戦国時代後期から江戸時代前期にかけて、約90年前まで採掘が行われていた日本最大の銀山。最盛期には、世界で流通した銀の約3分の1を日本が産出したとも言われていますが、その大半が石見銀山のものだったのだそう。2007年に鉱山と町並みが世界遺産に登録されました。

古くから残る町並みは、ゆっくりお散歩したくなる!

石見銀山商家の熊谷家住宅

石見銀山で栄えた町『大森町』。銀の産出で賑わった当時の古い町並みを残しつつ、オシャレな雑貨屋さんやカフェなどが並びます。その中で、国の重要文化財にも登録されているのが、総漆喰の建物『熊谷家住宅』。熊谷家は、郷宿、代官所の御用達を務め、石見銀山で最も有力な商家でした。

入り口には、熊谷家の家紋が。

住宅の中には、銀を計っていた天秤など、当時の暮らしを垣間みることが出来る展示品がたくさんあります。

台所は、今でも使用可能。熊谷家住宅では、当時の生活道具を使って『昔のくらし体験』もできます。

龍源寺間歩

熊谷家住宅で、当時の暮らしの様子を知った3人。次は、代官所の直営だった大坑道の一つで、唯一常時公開されている『龍源寺間歩』へ向かうことに。大森地区から坑道跡がたくさんある銀山地区までは、歩くと1時間ほどかかってしまうため、レンタサイクルがオススメ。

大自然の中のサイクリングは最高! 往路はひたすら上りなので電動自転車を借りよう!

龍源寺間歩の手前の駐輪場に自転車を停めたら、歩いて坑道入り口を目指します。道の脇にはキレイな小川が流れていて、マイナスイオンたっぷり!

こちらが石見銀山『龍源寺間歩』の入り口。

かなり狭い入り口!! 間歩は、「まぶ」と読みます。

『間歩』は、銀鉱山を採掘するための坑道。石見銀山には大小合わせ600ヶ所を超える間歩があるそう。『龍源寺間歩』は、大久保間歩に続く大坑道で、昭和18年まで採掘が行われていました。入り口から続く旧坑道は、人がひとりやっと通れるほど。

身長153cmのこまさんでもギリギリの高さ!!

そんな坑道がどこまでも続き、「これを人の手で掘ったなんて信じられない!」とメンバーも驚いていました。

横幅2尺高さ4尺を、1日5交代で、10日で10尺掘ったのだとか。

本来は600mに及ぶ坑道ですが、現在公開されているのは旧坑道の157mまで。その先は、崩落してしまったのだそう。

平成元年に新坑道が設けられ、観光用に公開されることに。

ここからは新坑道をすすみます。

新坑道の長さは116m。

ゴール!! 出口付近の右壁には島根県指定文化財古文書の『石見銀山絵巻二巻』が展示されており、当時の坑内の様子を知ることが出来ます。

北さん「今と昔が共存している町。ここに夢を見て、命をかけた人がたくさんいたことを感じました。」

こまさん「坑道に入った瞬間空気がばっと変わってびっくりした。あんなに長い距離を手で掘ったのはすごい!」

浅香さん「森林浴をしながらのサイクリングが楽しかったし、気持ちよかった!」

島根女子旅ゴールイン! みんなの感想は?

“縁結び” 、“美肌の湯” 、“国宝” 、“世界遺産” と見所いっぱいの島根県。さらに、山も海も川も湖もあり食材が豊富で、食事がおいしいのも魅力。そんな島根県を3日間に渡り調査したメンバーたちに感想を聞いてみました。

空港でお見送りしてくれた島根県観光キャラクターの『しまねっこ』。

北さん「神様に守られている場所なんだなと思った。心が浄化されて、豊かになった気がします。自分を見つめ直すことができて、ポジティブになれました!また絶対に来ます!」

こまさん「キレイになれるし、キレイになりたいという気持ちが強くなる女子には嬉しいスポットでした。人と人のつながりを自然に結んでくれる場所。島根女子旅で、友達同士の仲が深まりました。またこのメンバーで来たいです」

浅香さん「とにかく島根の人は温かくて、自然と笑顔になっていました!女子旅には本当にぴったりの場所で、どこに行っても盛り上がって楽しかったです。また女子旅しに来たいです」

と、すっかり島根に魅了された様子。

東京からたった1時間の空の旅で、訪れることができる島根県。ぜひみなさんも “ご縁の国しまね” でパワーチャージしてみては?

Information

国宝 松江城

住所:〒690-0887 島根県松江市殿町1-5

http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/index.html

ぐるっと松江 堀川めぐり

予約:0852-27-0417

http://www.matsue-horikawameguri.jp/

中国山地蕎麦工房 ふなつ

住所:〒690-0875 島根県松江市外中原町117−6

電話:0852-22-2361

熊谷家住宅

住所:〒694-0305 島根県大田市大森町ハ−63

電話:0854-89-9003

http://kumagai.city.ohda.lg.jp/

石見銀山世界遺産センター

住所:〒694-0305島根県大田市大森町イ1597-3

電話:0854-89-0183

http://ginzan.city.ohda.lg.jp/

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