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アイアンが一気に上達する方法!6Iでフック打ち練習が正解

  • 2025.3.18

アイアンはロングアイアンからショートアイアンまで複数本あり、1本1本練習していると時間がいくらあっても足りませんよね。1本だけ練習するとしたら、7番アイアンを選ぶ人が多いと思いますが、僕のオススメは断然6番アイアンです!

6番アイアンは長すぎず、短すぎずのちょうどいい番手!

6番アイアンでのフック打ちは難しい。だからこそ、これが打てれば他の球筋は簡単に打てるようになる!

振り遅れやフェースが開くなどのミスは、クラブが長くなるほど起こりやすいですが、ショートアイアンのように操作しやすいクラブでは、簡単に直せてしまうので、きちんと身につかない。かといって、4番や5番アイアンでは、難しすぎてスイングを壊してしまう。簡単すぎず、難しすぎずのバランスが大事で、身につけたいことがしっかりマスターできる。それが6番アイアン! これでフックを打てるようになると全番手が上達します。

ナイスオンのための「クラブと球筋を自在に操るテクニック」を身につけられるそれが6番アイアン!

方向性の精度を上げるなどを覚える難しさがちょうどいい!どちらかといえばボールがつかまりにくいクラブなので、フックが打てるようになったらレベルアップ!次のステップはつかまりすぎないようにすること。すると方向性の精度がさらにレベルアップする。
長い番手をうまく打つためのステップアップに不可欠!6番アイアンがうまく打てなければ、もっと長くてロフトが立っている5番アイアンはうまく打てるはずがない。まずは6番を打ちこなせるようになってから5番アイアンへと進むのが正しいのだ。
絶対的に必要な「ボールをつかまえる」をマスターできる!フェースの向きが悪いと左の写真のようなミスが出る。スクエアな向きでインパクトすることが大事だが、いい球を打つにはドローでもフェードでもボールをつかまえて打つことは絶対条件。まずは6番アイアンでつかまえる動きをしっかり身につけよう。

開いてしまうなら最初から閉じておけばいい

フェースは手首を回して閉じるのではなく、グリップはいつもどおりの形になるように、手の中でクラブを回して閉じてから握ろう。

ボールはフェースが開いて当たるとつかまえられません。ならば、最初から閉じて構えておけばいいのです。

自然とフェースを開かずにクラブを上げようとするし、万が一開いてしまっても、もともとフェースを閉じているから大きく開きすぎません。しかも、閉じたフェースのままではなく、スクエアに戻して打とうとするので、やってみてください。

このアレンジで感じてほしいのは、ボールをつかまえて打つ感覚です。最初は球の高さなどは気にせずに、インパクトしたときの「バチーンッ」とつかまった感触を体感してください。

スライスするときの薄い当たりとはまったく違う、厚い当たりとはこういうものだと知り、それを追い求めていくとスイングは成長していきます。

打っていくうちにだんだんと、ボールが左に飛ぶようになったらしめたもの。それは狙いどおりにフェースがコントロールできてきたということです。そうなったら今度は、閉じて構えたフェースをもとに戻して普通のアドレスにすればいいのです。

インパクトでのフェース向きが自然とスクエアになる

閉じっぱなしで打つのを無意識に嫌がるので、自然にフェースをスクエアに戻して打とうとする(○)。開いて打つのはもちろんNGだが、構えたとき以上にフェースを閉じて打とうとすることもないので、閉じすぎ(×)も防げる。

バックスイングは右ワキを締めずクラブを大きく遠くに動かす

長めのクラブは大きく振るのがナイスショットのコツ。右ワキがあいてもいいので、両腕を伸ばして大きなアークを描こう。
アークが小さくクラブを寝かせてしまうとフェースが開く(×)。ヘッドを体から遠ざけるように動かす(○)。

ダウンスイングはクラブを体に巻きつけるように振る

実際にクラブはムチのように巻き付かないが、イメージをもつことが大事。手元が体から離れないので構えた位置にヘッドを戻せる。ヘッドスピードもアップする。
大きなバックスイングでクラブを振り上げたら、切り返し以降はクラブを体に巻き付けるように振り下ろす。すると×のように手が前に出ないので、クラブがインサイドから入ってくる(○)。

ボールを高く上げたいときほど手元を低く動かす

右ワキ腹を締めながら体は上方向、クラブは下方向に引っぱってフォローへ。少しキツいと感じるくらい極端に引っぱってみよう。
体全体でボールを高く上げようとする(左)とあおり打ちになってしまう。フェースも開きやすくなるので、フックが打てない(右)

6番アイアンはボールが高く上がらない。それがフックを打てとなればなおさら苦労するでしょうが、苦労するからこそ打てるようになったら球筋は自由自在です! ハイドローを打つコツは、高く上げたいので体は上、でも手元を下に引っぱるように振り下ろし、ヘッドをボールの下に潜り込ませること。するとヘッドはターンしながらボールを拾います。ヘッドを潜り込ませようとしても実際に腕は上がっていくので、ダフる心配はありません。

ボールの高さは目線とリンクするアドレスでいったん目線を肩より高く上げる。

目線を高くすると右肩が左肩より下がり、高い球を打つ準備ができるので、一度目線を肩よりも高く上げてから構えよう。

体は「反り腰」にして上方向に引っぱる
手元は「ヘッドを滑らす」ようにして下方向に引っぱる
体を上に引っぱるときは、頭を右に残してビハインド・ザ・ボールの形にする。その残した頭と手が引っぱり合うようにして、ヘッドを低く滑らせてインパクトする。

ローティーよりも難しいハイティーで練習する

ドライバーのときと同じくらい高くティーアップ。ボール位置はやや左足寄りにする
ハイティーにしてボールだけをミート!高いティーのボールは、ヘッドの入射角が鋭角でも鈍角でもミートしにくい。クリーンヒットしつつ、ぶ厚くインパクトできる入社角を見つけよう

ボールをつかまえるのも、高く上げるのもフェースの芯でとらえることが不可欠です。地面の上のボールをミートするのが難しければ、高くティーアップしたボールを打ってマスターしましょう。ボールだけをしっかり打てるようになればミート力は上がりますが、地面とボールの間に大きな隙間があるので、ティーを打ってしまったり、ティーを打たないようにするとトップしてしまいます。ティーを高くすれば難しくなりますが、これも6番アイアンで練習するのと一緒で、ちょい難しいから上達するのです!

低めのティーアップから徐々に高く上げていくのではなく、難しい高いティーでうまく打てるようになったら下げて、地面の高さに近づけていく。

6番アイアンでフック打ち!ピンを刺す弾道に変身 短いアイアンでライン出しを打ってみろ!

フェードのほうが方向性がいいといわれるが、ライン出しはボールをしっかりつかまえて打つショット。きちんと右に打ち出すドローをイメージ(点線矢印)して打ったほうが、ピンに向かって正確に真っすぐ飛ばせる。

クラブコントロールが身についているので簡単に打てる!
そこそこでいいので6番アイアンでフックが打てるようになったら、ショートアイアンでライン出しショットを打ってみてください。すごく簡単に狙いどおりに打てるようになっていませんか? その理由は、6番アイアンのフック打ちでクラブの操作力が上がったからです。6番アイアンがうまく打てるなら、その下の7番以下を普通に打つことはもちろん、球筋を打ち分けることもできる。6番アイアンを練習した成果を実感してください!

スライスする人はロングアイアンと同じくフェースを少し閉じて構えて打ってみよう!

ショートアイアンでボールのつかまりが悪い人は、前述した「フェースを閉じて構える」をここでも応用してみよう。ボールのつかまりがよくなるだけでなく、ロフトが少し立つので、薄く当たったときに出がちな距離のバラつきを防げる。

いかがでしたか?6番アイアンの練習でスイングの基礎を固め、安定したショットを手に入れましょう!

レッスン=崔貴憲
●さい・たかのり/1983年生まれ、千葉県出身。21歳でゴルフを始め、23歳でオーストラリアにゴルフ留学。ティーチングプロとして、現在は千葉県市川市の本八幡駅前ゴルフクラブなどでレッスンを行っている。

写真=相田克己
協力=カレドニアン・ゴルフクラブ

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