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【目黒蓮】”令和版・木村拓哉”になり得る存在!? イケメン俳優にとどまらない表現者としての魅力とは

  • 2025.3.25

Snow Manの目黒蓮さんが主演を務める劇場版『トリリオンゲーム』が、大ヒットを記録しています。目黒さんは、2023年3月に公開された映画『わたしの幸せな結婚』が興行収入28億円の大ヒットを記録。劇場版『トリリオンゲーム』も、最終的には同じくらいの興行収入になるのではないかと言われ、大ヒット映画を連発しています。

いまや、アイドルとしてだけでなく、俳優としても国民的な人気を獲得した目黒さん。この記事では、劇場版『トリリオンゲーム』を中心に、目黒さんの俳優としての魅力に迫っていきます。

ドラマ版の人気を経て映画化

まず、大ヒット上映中の劇場版『トリリオンゲーム』での、目黒さんの活躍から振り返ります。2023年に放送されたテレビドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)は、人気漫画を原作とした作品。今回は、ドラマ版から続くストーリーで、視聴者待望の映画化となりました。
 
目黒さんが演じるのは、天才的なコミュニケーション能力と体力、そしてハッタリで次々と事業を成功させる天王寺陽(ハル)。ハルは、佐野勇斗さん演じる天才エンジニアの平学(ガク)とともに、時には違法スレスレの行動を起こして会社を大きく成長させてきました。

そして、劇場版『トリリオンゲーム』で2人が狙うのは、日本初のカジノリゾート開発です。「1兆ドルを稼ぐ」ことが目標のハルは、世界一のカジノ王を次なるターゲットに設定。自分たちでカジノ開発を行い、巨額の収益をあげることを目標とします。まだ観ていない人のために内容は詳しく紹介しませんが、壮大なストーリーで映画版らしい派手なアクションシーンもあり、必見の作品となっています。

『トリリオンゲーム』では目黒蓮の表情に注目

さて、目黒さんの演技ですが、注目すべきはコロコロと変わる魅力的な表情です。ハルのトレードマークは「笑顔」なのですが、目黒さんは器用に表情を使い分けます。

カジノ開発を進めるために島の住民を説得する際は、人懐っこい愛くるしい笑顔を披露。かと思えば、ドラマ版に続き恋の行方も気になる黒龍キリカ(今田美桜)には、心を許した人にしか見せないようなやさしい笑顔を見せます。さらに、相棒であるガクに見せる無邪気な笑顔など、何パターンもの魅力的な笑顔を劇中で見せてくれます。

どんな時でも楽観的で基本的に笑顔のハルですが、世界一のカジノ王・ウルフ(石橋凌)と対峙(たいじ)する際は獲物を狙う猛獣のような鋭い目線を見せるシーンも。また、劇中ではハルがポーカーをプレイする場面も多いですが、不敵な「ポーカーフェイス」を見せ、ゾクゾクするような色気を感じさせてくれます。

1つの映画で何パターンもの表情を見せ、そのどれも丁寧に演じているので、目黒さんをたっぷりと堪能できる作品となります。

圧巻のアクションも披露!

そんな目黒さんですが、劇場版『トリリオンゲーム』では新境地も見せています。それが、アクションシーンです。『わたしの幸せな結婚』でもアクションに挑戦していますが、今作ではより目黒さんが大活躍します。

スーツでビシッと決めた目黒さんは、映画の中でダンスを踊るようにアクションシーンを披露。長身でスタイルのいい目黒さんは迫力があり、またダンスで鍛えた体幹のよさできれいな格闘シーンを見せてくれます。

出演してきた代表作ではおとなしい役が多かったですが、劇場版『トリリオンゲーム』では本格的なアクションも演じられることを証明しました。今後、例えば合戦もあるNHK大河ドラマや、ハードな刑事モノなどで主演を飾る目黒さんを見てみたいと思ったのは、自分だけではないでしょう。

キムタクのように一時代を築き上げる存在に!?

さて、ここまで劇場版『トリリオンゲーム』における目黒さんの魅力を解説してきました。作品を見て、俳優としてまた一皮むけ進化した印象です。目黒さんといえば、『silent』(フジテレビ系)で演じた佐倉想をはじめ、映画『月の満ち欠け』の三角哲彦、『海のはじまり』(フジテレビ系)の月岡夏と、これまではナイーブな青年を演じさせたらピカイチでした。

繊細な役作りに定評があった目黒さんは、さらに『トリリオンゲーム』シリーズでハルを演じたことにより、思い切りのよさも習得したと感じます。コミカルな演技や表情が多いハルは、大げさに演じ過ぎるとうそくさくなり難しい役。目黒さんは、上手にハルというキャラクターを理解し、コミカルとシリアスを行き来する役作りをしっかりと行いました。

そのうえで、ほれぼれするようなアクションシーンも見せたことで、向かうところ敵なし状態。俳優としての引き出しがたくさんあり、出演本数が多くないにもかかわらず、ここまで成長したのは驚異的です。

また、Snow Manの活動を通じて、今後はさらに表現力に磨きがかかるでしょう。どこまで魅力的になるのか、末恐ろしいとしかいえない状況です。

このまま出演作を広げていけば、事務所の先輩である木村拓哉さんと同じく、一時代を築き上げる俳優になる可能性を秘めています。その分岐点となりそうなのが、今回紹介した劇場版『トリリオンゲーム』です。

もし、目黒さんをアイドルが片手間で演技している“イケメン俳優”だろうと思っている人は、ぜひ作品を見ることをおすすめします。価値観が変わること間違いなしです。

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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