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【女性の実録2・53歳ジュンコ】高校時代の元彼とセカンドパートナーになった結果…

  • 2025.3.17

「セカンドパートナー」の実録シリーズ第2弾。不倫とは違う純粋な心の拠り所と注目が高まりますが…実態はいかに?53歳のジュンコさんは、高校の同窓会をきっかけに元彼と関係を始めましたが、心の癒やしと苦しみが交錯する事態に。

同窓会で再会した元彼がセカンドパートナーに

「私は今のところ、うまくいっています。セカンドパートナーという意識はあまりないですね。彼のことが好きだから付き合っている。シンプルにそう考えています」

そう話してくれたのは、ジュンコさん(53歳)だ。彼女が8か月ほど付き合っているのは高校時代の同級生だったダイスケさんだ。

「40代後半になると急に同窓会が増えるんですよね。みんなそれぞれ子育ても一段落して、昔を懐かしむ年代なのかもしれません。私も高校時代の同窓会があったのが4年前。それまでたまにあった同窓会には出たことがなかったんです。48歳のときの同窓会で、卒業以来、ようやくダイスケに再会しました」

実はジュンコさんはダイスケさんと高校時代、付き合っていた時期がある。ところがお互いに初めての恋、今思えば笑ってしまうほど不器用でお互いを思いやることもできず、大学受験が迫るにつれて会うこともなくなっていた。ただ、それだけに「何か忘れ物をしたような思い」は、ずっと消えていなかった。

「話してみたら、ダイスケもそう思っていたんですって。でももう二度と人生が交錯することもないんだろうなと。ダイスケは4年前は転勤で地方在住でしたから。彼が仕事で東京に来るときはみんなで会いましたが、進展はしませんでした」

青春の思い残しをやり直したい

彼が再び転勤で東京に戻ったのが1年前。そこから彼が猛チャージをかけてきた。

「会うと口説いてくるんです。あの頃の思いを忘れていない、僕の人生には欠けた部分がある、そこを埋めてくれるのは君なんだって。笑っちゃうくらいキザなんですが、すごく一生懸命な気持ちは伝わってきました」

彼女もダイスケさんへの気持ちは残っていた。昇華しきれないまま心の奥深くにしまわれていたのだ、無意識に。彼によって、その思いは開いた。

セックスをしても終わらない関係はあるのか?

「映画や食事だけでもいいけど、なにかが物足りない。30数年かけてお互いに思いが熟したのだから、先につながる関係にしたい、と彼は言う。でもセックスなんてしたら終わりが見えるだけ だと私は思っていた。友達ならずっと関係は続けられる。二人で葛藤しました。

でも、もしセックスの関係を持って、その後、恋人関係が壊れたとしても、僕らだったら友情は残ると思うと彼が神妙な顔で言ったんです。ああ、確かにそうかもしれないと思いました。高校時代を知っているということは、彼の“素”を知っているということ。その後、社会でどんなにお互いにずる賢い智恵がついたとしても、昔の純な相手をわかっている。だから何があっても友情は残るよねと確認しあいました」

嫉妬や邪推などの気持ちをもつのはやめよう。お互いに家庭があるのはわかっているのだから。僕らの関係は二人だけの秘密、深く静かに付き合っていこうと彼は言った。

「この先、どうなるかはわかりません。お互いの配偶者が病気になるとか、自分たちが病気になるとか、親の介護とか、いろいろなことが起こるはず。でもすべてをオープンにしながら支え合っていけたらと思っています」

この年で再会できたからこその、極上の思いやりをお互いにもちながら、幸せな後半生を送っていけるような気がすると、ジュンコさんはしっとりした「恋する女」の表情を見せた。

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