「ありがとう…！」出産を迎えた女性、強烈な痛みに耐えて感じる友人への“謝罪と反省”とは？

名前の由来は旧姓からという、たに（たにのおはなし）さん。エッセイ漫画や、知人の体験談をもとにした創作漫画をブログで発信しています。

友人であるゆきさんに嫉妬ゆえの嫌がらせをして、絶縁を言い渡されたまゆみさん。その後、自らの過ちに気付き、ゆきさんに謝罪の手紙を送ります。

そして、ついに出産を迎えたまゆみさんですが…？

大袈裟じゃなかった

分娩室へ移動することになったまゆみさん。お母さんと妹・あゆみさんから「私らは分娩室は入らない予定だけど…本当に大丈夫なの？」と心配されるも、「ここまでたくさん助けてもらったから…！！あとは私とこの子で頑張る…！！」と、決意をにじませながら分娩室へ向かいます。

その後、今までとは比にならない強烈な痛みに耐えながら、まゆみさんはかつてゆきさんが語っていた出産の話をふと思い出します。「なかなか子宮口も開かないし、産後も出血が多かったけど…」と話していたゆきさんに対し、当時のまゆみさんは「大袈裟」と笑い飛ばしてしまっていたのでした。しかし今、自分がその痛みを経験し、「全く大袈裟なんかじゃなかった」と身をもって知ります。

「ごめんね、ゆき」「私は変わりたい」――まゆみさんは、出産の最中にも、かつての自分の言動と向き合い、心の中で深く謝罪していました。

過去の言動が消えるわけではなく、ゆきさんとの関係が元通りになることもないかもしれません。それでも、自分の過ちに気づき、心からの反省と向き合えたまゆみさんは、確かに変わり始めているのだと思います。

新しい命の誕生は、まゆみさんにとっても“生まれ直し”のような大きな節目になるはず。母子ともに健やかで、そしてこれからの人生に、あたたかく穏やかな時間がたくさん訪れますように――心から願わずにはいられません。

※このお話は実話を取り入れた創作漫画です。
ブログ：たに（たにのおはなし）