友人に『嫌がらせ』をされ絶縁→謝罪の手紙を受け取り…女性が出した“答え”とは

名前の由来は旧姓からという、たに（たにのおはなし）さん。エッセイ漫画や、知人の体験談をもとにした創作漫画をブログで発信しています。

妊娠中の友人・まゆみさんから、嫉妬ゆえの嫌がらせを受けていたゆきさん。絶縁を宣言するも、もう1人の友人・りかさん経由で手紙を受け取りました。

ゆきさんは、謝罪と率直な気持ちが綴られた手紙を読んで…？

友達が出した答え

手紙を読み終えたゆきさんは、「前のまゆみだったら、こんな手紙絶対に書けなかった」と、その変化を確かに感じ取ります。「きっと私が連絡をしたら、もう一度友達に戻れるだろうな…今度はきっと本当の友達に…」と考えながらも、ゆきさんは“友達に戻る”という選択はしませんでした。

それは、また一緒に過ごすようになったとき、まゆみさんが再びあの頃の気持ちを思い出し、同じことを繰り返してしまうかもしれないという不安があったから。そしてゆきさんは、「それなら、これからの新しい出会いを大切にしてほしい」と願い、自ら区切りをつける道を選んだのでした。

「この手紙で今までの事を許せるかと言われたら、正直わからないけど…この手紙を読んで良かったとは思う」と、ゆきさんは静かに自分の気持ちと向き合います。

産後のデリケートな時期に心ない言葉を浴びせられたり、ありもしない浮気をでっち上げられたり――まゆみさんの行動は、決して簡単に許されるものではなかったはず。でも、あの頃とは違う“まゆみ”の手紙を読んだことで、ゆきさんの心の中にあった重たい感情が、ほんの少しだけやわらいだのかもしれません。

許すことも、忘れることも簡単じゃない。でも、“読んでよかった”と思えるだけで、ゆきさんの心には一歩前に進むきっかけが芽生えたのではないでしょうか。過去の痛みを超えて、これからのゆきさんがさらに穏やかで優しい時間を歩めますように…。

※このお話は実話を取り入れた創作漫画です。
ブログ：たに（たにのおはなし）