本日は、肉々しいずっしり餃子とは対照的な、軽い口当たりの“エアリー“な餃子を作ってみることに。それは、クッキングエンターテイナーの肩書きを持つ料理人、大西哲也さんのYouTubeチャンネル『COCOCOROチャンネル』で紹介しているレシピ。大西さんが大感激したという、四国・香川で出会った餃子の味を、得意の“舌コピ“で再現したそうです。薄皮、野菜たっぷりの餡、そして、揚げ焼きが特徴みたいですよ。
クッキングエンターテイナーのYouTubeチャンネル『COCOCOROチャンネル』
47.7万人が登録する『COCOCOROチャンネル』は、クッキングエンターテイナーの肩書きを持つ料理人、大西哲也さんのチャンネル。おいしい料理の作り方を、楽しく&詳しく解説しています。
本日は、大西さんのレシピの中から、軽い食感で、一度に何個もパクパク食べられるという、“エアリー“な餃子を作ってみることに。
大西さんが大感激したという、香川県高松市にあるぎょうざ専門店「ぎょうざ屋」の餃子を、大西さん得意の“舌コピ“により再現したレシピ。薄皮で野菜多めの餡、そして、揚げ焼きするのが特徴なんだとか。香川のお隣、高知名物として知られる「屋台餃子」で出すタイプの餃子だそうです。
では、作ってみましょう。
キーワードはエアリー♪香川で出会った最高の餃子を再現!
材料と作り方はこちら。
【材料】25個分
餃子の皮…25枚
豚ひき肉…100g
キャベツ…160g
ニラ…20g
にんにく…2g
しょうが…2g
塩…1.6g
こしょう…1g
鶏ガラスープの素(顆粒)… 6g
ラード…20g
しょうゆ…6g
ゴマ油…2g
こめ油…適量
キャベツの茹で汁…100ml
餃子の皮は、薄いものがいいそうです。鶏ガラスープの素は、youki「化学調味料無添加のガラスープ」がおすすめとのこと。
【作り方】
1. 鍋にお湯(分量外)を沸かし、キャベツを入れ、やわらかくなるまで1分半ほど茹でます。茹でると青臭さが抜けるそうです。
キャベツの茹で汁は、後ほど使うので捨てないように。
茹で上がったキャベツは、ザルにあげて冷まします。
2. ボウルに豚ひき肉、塩、こしょう、鶏ガラスープの素を入れ、捏ねます。
3. 2に、にんにくとしょうが、ニラ、茹でたキャベツをそれぞれみじん切りにして投入。キャベツは、軽く水気を絞って入れましょう。
4. 3にしょうゆ、ラード、ゴマ油を入れ、全体が白っぽくなるまで混ぜます。
肉ダネは、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。
5. 餃子を焼く準備をします。
餃子を焼くときに使うフライパンに、餃子が半分浸るくらいの油を入れ、その油を一旦、別の鍋などに移して温めておきます。
6. 餃子の皮で、肉ダネを包みます。肉ダネの量はお好みで。皮に水はつけず、肉ダネの水分を利用して包むとのこと。
肉ダネの水分だけではうまく包めなかったので、水(分量外)をつけて包むことに。ちなみに、肉ダネの量は小さじ1杯半~2杯分くらいにしました。
肉ダネの水分が多く、薄皮なので、食べる直前に包んで焼く方がいいようです。
ということで、とりあえず7個包んで、焼くことに。
包んだ餃子をフライパンに並べます。
7. 6を火にかけます。火加減は言っていなかったので、中火にしました。
フライパンが温まったら、軽く沸騰させたキャベツの茹で汁を入れます。茹で汁が冷めているとフライパンの温度が下がるので、茹で汁は温めてから入れましょう。
フタをして、2分ほど蒸し焼きにします。
ちょうどいいフタがなかったので、アルミホイルで代用することに。
2分蒸し焼きにすると、こんな感じ。
フライパンのキャベツの茹で汁は捨てます。
8. 7に温めた油を入れます。油はどの程度温めればいいのか、わからなかったので、弱めの中火で1分ほど温めてから入れました。
フタをして揚げ焼きにします。火加減は中火にしました。
「ブクブク」という音が「チリチリ」に変化したらOK。
今回は、2分ほど揚げ焼きにしました。フタを取ると、こんな感じ。
餃子のフチがこんがりしたら、焼き上がりの合図なので、これでOK。
フライパンの油をオイルポットにあけ、餃子をお皿に盛り付けて出来上がり。
包み方が雑だったようで、形は崩れましたが、まぁご愛嬌(笑)。
調理時間は、肉ダネを冷蔵庫で寝かせる時間を除いて、10分ほど。7個分包んで焼いただけなので、短時間で出来ました。25個包んで焼くとなると、もう20分くらいはかかるかなと思います。
タレはお好みのものでいいようなので、今回は酢と黒こしょう(各分量外)を混ぜた、「酢こしょう」にしました。
まずは、そのまま何もつけずに食べてみよう。
では、いただきます!
おいしい!軽~い食感で、実にエアリー(笑)。薄皮ならではの軽やかさ♪
皮はサクッ&パリッ!中は野菜多めのふわっとした食感で、あっさりしています。
肉ダネの下味は、にんにく、しょうが、しょうゆ、塩、こしょう、鶏ガラスープの素。シンプルな調味料で分量も少なめでしたが、しっかり味が付いています。ラードやゴマ油のコクも効いていて、キャベツの甘味も感じます。
薄皮で野菜多めの軽い食感は、お腹にずっしりこないので、何個でもイケそう。
キャベツの茹で汁で蒸し焼きにしてからたっぷりの油で揚げ焼きするのは、正直、ズボラなわたしには面倒でした(笑)。けれど、いつもの焼き餃子とは違った食感に仕上がるので、手間暇かけた価値はあるなと思います。
続いて、酢こしょうをつけて食べてみよう。
これまたおいしい。酢の酸味が、後味をさっぱりさせてくれます。
でも、個人的には、酢こしょうをつけると皮のサクッ&パリッ感がちょっとだけ減るので、そのまま食べる方が好きかな。
香川で出会った餃子の味を再現したという、『COCOCOROチャンネル』の餃子レシピ。肉々しく、皮厚めのもっちり餃子とは対照的に、野菜多めで軽い口当たりの“エアリー“食感が楽しめる餃子でした。薄皮だからこそ出せる軽やかさが◎。パクパクと、たくさん食べられるので、いつもより量は多めに作る必要がありそうですけどね(笑)。